ケンブリッジ・コンパニオン 徳倫理学

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  • サイズ B6判/ページ数 521,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393323533
  • NDC分類 150
  • Cコード C0012

出版社内容情報

善き生を求め、人格の陶冶をめざす徳倫理学。古代~近現代の展開を追い、その考え方を懇切に解説。応用場面も網羅する最良の入門書。

「善き生」を求め、すぐれた人格の育成をめざす人類最古の倫理学=徳倫理学。功利主義や義務論と違い、個々の行為や結果でなく、人生そのものを問う視点がわれわれに示すものは何か。古代ギリシアや西洋中世から、中国の儒教、ヒュームやアンスコム、フットといった近現代の展開までも丁寧に追い、その考え方を懇切に解説、また、環境・医療・ビジネス・政治といった応用倫理の場面をも網羅し、徳倫理学のすべてを詰めこんだ最良の入門書。

【著者紹介】
アリゾナ自由哲学センター哲学教授。専門は古代哲学と倫理学。

内容説明

生の目的を見定め、「徳」を希求する人類最古の倫理学=徳倫理学。功利主義や義務論と違い、個々の行為より生全体を問う視点が示すものは何か。古代ギリシアや西洋中世、中国の儒教から、アンスコムやフットといった近現代の展開まで丁寧に追い、その考え方を懇切に解説、また環境・医療・ビジネス・政治など応用倫理の場面をも網羅した最良の入門書。

目次

現代道徳哲学における徳倫理学
徳倫理学・幸福・善き生
古代の徳倫理学―思慮に焦点を当てた概観
徳倫理学と中国の儒教の伝統
中世の徳倫理学
ヒュームによる徳の解剖
徳倫理学の衰退の歴史
二十世紀の徳倫理学
徳倫理学と正しい行為
徳倫理学と生命倫理学
環境徳倫理学
ビジネス倫理に対する徳倫理学的アプローチ
徳と政治
徳倫理学に対する状況主義者からの批判
徳倫理学の定義

著者等紹介

立花幸司[タチバナコウジ]
1979年、東京都生まれ。熊本大学文学部准教授、東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野業務協力者、米国ジョージタウン大学メディカルセンター客員研究員

相澤康隆[アイザワヤスタカ]
1979年、東京都生まれ。三重大学人文学部准教授

稲村一隆[イナムラカズタカ]
1979年、埼玉県生まれ。弘前大学教育学部講師

佐良土茂樹[サラドシゲキ]
1981年、川崎市生まれ。上智大学哲学研究科特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

7
「「濃密な概念」という言葉は、ライルの著作に由来し、ロールズとC・ギアツを経て、B・ウィリアムズの『生き方について哲学は何が言えるか』で有名となったものである。…裏切り、約束、残忍、勇気は濃密な概念であるわけだが、通常、ある倫理的概念が「濃密な」場合、それが意味するのは、われわれはその概念を使うことで記述と指令の両方をおこなっている、ということである。つまり…何を裏切りとし何を約束とするのか、また何を残忍とし何を勇気とするのか決める社会的文脈を理解していなければ、その概念のもつ用法は理解不可能でもあろう」2021/01/04

4
功利主義と義務論に並ぶ第三の規範倫理学へのアプローチとして近年復興してきたのが、性格・動機・傾向性のよさに注目し、能力の開花・幸福・善き人生などの視点を重視する徳倫理学である。近年は関連文献の翻訳が増えていたが、この本は群を抜いて入門として読むのに適した論文集である。扱っているテーマも、概説・歴史的な経緯・現実の倫理問題への応用と満遍なくカバーしている。強いて言うなら、第1章が難しすぎるのと(実は最初に読むべきは3章序盤と7章8章では)、環境徳倫理学の章でもう少し環境倫理寄りの記述がほしかったのが難点。2016/07/14

マウンテンゴリラ

1
徳という言葉に懐かしさすら感じる現在であるが、本書はそんなノスタルジーや復古主義といった、時流に乗った軽い感覚で読み解けるのもではなかった。しかし、時流に乗るというのではなく、時流を動かすという意味で極めて重要な概念であり、各々の論考であったと感じた。帰結主義や義務論といった過去の哲学から導き出される倫理学が、普遍的な定式化を目指すが故に、異論や対立を生み出しやすいということを考えれば、個人の思考や性格に重きを置く徳倫理学というものが、曖昧なようで実は深く核心を突いたものであるようにも感じられた。→(2)2020/03/11

きぬりん

0
徳倫理学の様々なトピックを網羅・解説する手引書。多くの徳倫理の根底をなすエウダイモニズムの解説を手始めに、古代ギリシア、儒教(孟子・王陽明)、中世、ヒュームといった歴史的な展開とその衰退の様子が描かれる。その後は、アンスコム、フット、マッキンタイア、ウィリアムズによる現代徳倫理学の勃興、ハーストハウス、スロート、スワントンによる規範理論の構築、生命・環境・ビジネス倫理といった応用倫理や政治理論への展開、社会心理学の知見を背景とした哲学的状況主義からの批判、徳倫理学の包括的定義の試みが取り扱われている。2021/08/16

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