出版社内容情報
古代以来の難問、普遍の問題を現代哲学はどう解くか。巨匠アームストロングが最新の立場から多様な学説を整理し、謎の本質に迫る。
【著者紹介】
1926年、オーストラリア生まれ。シドニー大学卒業後、オックスフォード大学で学び、メルボルン大学でPh.D.を取得。長くシドニー大学教授を務め、現在は、同大学名誉教授。専門は分析哲学、とりわけ分析形而上学。
内容説明
古代ギリシャ以来の超難問、普遍の問題に現代哲学はどう迫るか?巨匠アームストロングが、問題の所在から丁寧に説き起こし、唯名論と実在論の古典的対立に鮮やかに切りこむ、その明快な論理と豊富な内容で、形而上学のおもしろさをふんだんに味わえる一冊。
目次
第1章 問題設定
第2章 原始的かつ自然なクラス
第3章 類似性唯名論
第4章 普遍者の束としての個別者
第5章 属性としての普遍者
第6章 トロープ
第7章 まとめ
著者等紹介
アームストロング,デイヴィッド・マレット[アームストロング,デイヴィッドマレット] [Armstrong,David Malet]
1926年、オーストラリアのメルボルンに生まれる。シドニー大学で学んだ後、1954年にオックスフォード大学で修士号(B.Phil)、1960年にメルボルン大学で博士号(Ph.D)を取得。ロンドン大学、メルボルン大学で講師を務めた後、1964年にシドニー大学哲学科教授に就任。1991年に同大を退官後も精力的な活動を続ける。専門は形而上学・心の哲学
秋葉剛史[アキバタケシ]
1978年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程を単位取得退学後、同大で博士号(哲学)取得。現在、慶應義塾大学、成城大学ほかで非常勤講師、日本学術振興会特別研究員。専門は形而上学、初期現象学、現代倫理学。2012年に日本倫理学会和辻賞(論文部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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田蛙澄