“動物のいのち”と哲学

個数:

“動物のいのち”と哲学

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393323298
  • NDC分類 480.79
  • Cコード C0010

内容説明

動物の肉は商品であり畜産は工業生産と変わらない。しかし動物も人と同じいのちを持つ。この矛盾をどう引き受けるのか。ノーベル賞作家クッツェーの「動物のいのち」を素材に倫理的思考の繊細な基礎をさぐるダイアモンドの論考を起点に、米哲学界の巨匠カヴェルや、分析哲学の俊英マクダウェル、科学哲学者ハッキングらが動物と人間の倫理的関係をめぐって根源的思索を展開。

目次

序 露わさ(ケアリー・ウルフ)
第1章 現実のむずかしさと哲学のむずかしさ(コーラ・ダイアモンド)
第2章 伴侶的思考(スタンリー・カヴェル)
第3章 スタンリー・カヴェルの「伴侶的思考」についての論評(ジョン・マクダウェル)
むすび 逸れ(イアン・ハッキング)

著者等紹介

ダイアモンド,コーラ[ダイアモンド,コーラ][Diamond,Cora]
ヴァージニア大学名誉教授。政治哲学、道徳哲学、文学と守備範囲は広いが、とりわけウィトゲンシュタイン解釈で名声を不動のものとした

カヴェル,スタンリー[カヴェル,スタンリー][Cavell,Stanley]
ハーバード大学名誉教授。分析哲学の手法には距離をとりつつ、フランスやドイツに絶大な影響力をもつ現代アメリカを代表する哲学者

マクダウェル,ジョン[マクダウェル,ジョン][McDowell,John]
ピッツバーグ大学教授。研究分野は、言語哲学や心の哲学から倫理学やギリシャ哲学まで多岐にわたる。現在世界で最も注目されている分析哲学者のひとり

ハッキング,イアン[ハッキング,イアン][Hacking,Ian]
トロント大学哲学科教授。専門は科学哲学。ウィトゲンシュタイン研究およびフーコーの研究でも名高い

ウルフ,ケアリー[ウルフ,ケアリー][Wolfe,Cary]
ライス大学教授。専門は英語学だが、環境問題や動物の権利の問題についても積極的に発言している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田蛙澄

2
動物倫理に覚えるある種の違和感、正しいことだとは感じるがどこかなにかを逸らされているような感覚をうまく浮き彫りにしているように思える。特にシンガーを読むときに感じるある種の正しさゆえの冷たさ、理詰めな感じがいかにして現実のむずかしさから逸れてしまい、傷つく身体の露わさを動物と共有していることの共感や驚きを塗り潰してしまうかが書かれていて面白かった。ただ動物倫理について直接的に語っているわけではなく、そこにおける現実の難しさと哲学的言語などとのズレについての話なので割と思弁的ではある感じを受ける。2016/03/25

T. I.

0
頭から読んでいったが、訳者まえがきにあるように、ケアリー・ウルフの「序」はデリダ等に関するかなりの哲学的素養を必要とするやや難解なもの。むすびのイアン・ハッキングのところまで我慢して読むと全体がしっかり繋がる印象。2016/12/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/650120
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。