出版社内容情報
クワイン，デイヴィッドソンを受け継ぎ，フーコー，デリダ，ハーバーマスとわたりあう「反基礎づけ主義」「新プラグマティズム」の奇才ローティの全体像を捉える日本初の試み！
内容説明
「哲学」に未来はあるか？クワイン、デイヴィッドソンを受け継ぎ、フーコー、デリダ、ハーバーマスとわたりあう「アンチ基礎づけ主義」「新プラグマティズム」の奇才ローティの全体像を捉える日本初の試み。
目次
Ｒ・ローティとＪ．ロールズ（ポストモダン・ブルジョワ・リベラリズムと正義；ロールズの方法論とポストモダン・リベラリズム）
Ｒ・ローティを読み解く（哲学編；政治理論編）
Ｒ・ローティと現代アメリカの左翼―左翼は再生するか？
今なぜローティなのか？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ecriture
1
刺激的な一冊。ニーチェ、ハイデガー、フーコー、デリダ…といった多くの思想家に「プラトン主義者乙」といって引導を渡した稀代の喧嘩師。ポストモダン系の思想は「他人が作ったケーキにごちゃごちゃ余分な飾りつけ」しただけらしい。学会内左翼というのはジジェクの理想主義的左翼と同じで痛烈な批判。社会民主主義というのはジジェクと異なるアプローチ。2008/10/14
