出版社内容情報
曹洞宗前管長とガン治療の第一人者が、禅と医療という自らの志した道を振り返りつつ、その中で出会い極めた〈丹田呼吸〉の奥義を各々の立場で平易に語り尽した最良の指針
内容説明
曹洞宗前管長とガン治療の第一人者が、禅と医療という自らの志した道の中で出会い極めた“丹田呼吸”の奥義。今後の展望から死との向き合い方まで、各々の立場で深く平易に語り尽くす。
目次
第1章 呼吸といのち(医学を志した理由;がん治療の道へ ほか)
第2章 宗教と医療の方向性―その現状と未来(医学界の現状;代替医療、中西医結合からホリスティック医学へ ほか)
第3章 いのちの微笑みと生命場(人類は愚に滅ぶ?;自然治癒力と煩悩即菩提 ほか)
第4章 生死を明らむる(死への怖れ;いのちの力 ほか)
著者等紹介
板橋興宗[イタバシコウシュウ]
昭和2年、宮城県生まれ。東北大学法文学部宗教学科卒。昭和28年、渡辺玄宗禅師について禅門に入る。井上義衍老師に参禅。武生市・瑞洞院住職、金沢市・大乗寺住職などを歴任。平成10年1月より14年10月まで、横浜市・大本山総持寺貫首、曹洞宗管長。現在、大本山総持寺能登祖院住職、御誕生寺住職
帯津良一[オビツリョウイチ]
昭和11年、埼玉県生まれ。昭和36年、東京大学医学部卒。東大病院第三外科医局長、都立駒込病院外科医長を経て、現在、帯津三敬病院名誉院長、医学博士、調和道協会会長、日本ホリスティック医学協会会長
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感想・レビュー
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みほ
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呼吸のこと、からだのことをベースに生きていきたいと思っていた…。図書館でたまたま出逢った本。医者である帯津さんと、僧の板橋さんの対談集。臓器と臓器の隙間、宇宙、今といういのち。すごく興味深かった。今の自分に出逢ったということを、必然のように感じる。覚えておきたい箇所がいっぱい。2016/01/16
じゃんけん
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単純に単純な呼吸という話ではなく、生命場のような話になっており難しい 記録 ・悩みがそのまま。いのちの実態。悩みを悩みとしない ・「まま」ということを本当に悟れば「いのちのエレルギ-を高める」ことにつながっていく ・「食事について自分の理念を持つ」「呼吸法、気功的な方法を一つ身につける」「どういう気持で毎日を生きていくかということを自分で築いていく」 ・信じている限り疑問の余地が残っている、事実なら信じる必要はない。信じるという心の動きが落ちたのを悟りという 2013/07/25