出版社内容情報
インド思想はヴェーダ聖典からはじまる。聖典に見られる多種多様な神々を概観,またその中で人間をどう考えたかを考察し,あわせてヴェーダに現われた哲学思想の萌芽を探る。
内容説明
ヴェーダの神々の多様な姿を、その讃歌の邦訳をとおして概観し、さらに人間の考察、哲学思想の萌芽等を探り、インド思想の源流を示す。新編集による決定版選集
目次
第1編 『リグ・ヴェーダ』の思想(歴史的背景―アーリヤ人の民族移動;神々のすがた;人間のすがた;世界の成立;仏教との連絡)
第2編 後期ヴェーダにおける思想的発展(『アタルヴァ・ヴェーダ』など諸本集における思想;ブラーフマナの思想)
第3編 ヴエーダ聖典の成立(ヴェーダ聖典の編纂;正統バラモンの教学整備)