内容説明
仏の力・僧の力・そして我々、三者が混在して交流する場としての“葬祭”から、現代仏教を探る。“あの世”と“悟り”をつなぐもの。宗教人類学の視点から信仰の諸相を描き出す、注目の日本仏教論。
目次
第1章 日本人と仏教―「教理」と「民俗」のはざまで
第2章 本山・本尊・先祖信仰
第3章 「仏」と「ほとけ」と「ホトケ」
第4章 盂蘭盆会と彼岸会
第5章 日本人の宗教意識
第6章 仏教僧侶とその役割
第7章 生活仏教とは
第8章 宗教的ダイナミズム考
おわりに 日本人が「無宗教」というのは本当か
著者等紹介
佐々木宏幹[ササキコウカン]
1930年、宮城県生まれ。東京都立大学大学院修了。駒沢大学名誉教授。文学博士。曹洞宗総合研究センター主任研究員。宗教人類学。宗教文化論
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