出版社内容情報
天皇制はいかなるものに支えられ,どのような機能を果たしてきたか。その特異性,存続の理由は何か。歴史学・民俗学・文化人類学の視角から日本精神史の深層に迫る討論。
朝日新聞(平成17年8月17日夕刊)にて上野千鶴子さんの『女帝議論のために』と題した文章が掲載され、大反響!緊急重版いたしました。
内容説明
天皇制はいかなるものに支えられ、どのような機能を果たしてきたか。その特異性、存続の理由は何か。歴史学・民俗学・文化人類学の第一線の英知がぶつかりあう、白熱の討論。
目次
第1章 古代王権のコスモロジー―王権と「外部」
第2章 後醍醐の新政と民族史的転換―「聖」と「賤」の変化
第3章 王権の変質―天皇制はいかにして存続したか
第4章 近世社会における天皇の位置―フォークロアの中の天皇
第5章 江戸王権の支配構造―階級社会と「礼」の構造
第6章 現代の民俗コードと天皇制