変成譜―中世神仏習合の世界 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 396,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393291474
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C3014

出版社内容情報

熊野詣,修験神楽,法華経注釈,即位潅頂など,中世神仏習合の多彩な展開を読解し,心身と世界のドラスティックな変革=〈変成〉の壮大な宗教運動を蘇らせる,最前線の論考。

内容説明

中世の目眩く豊穣へ。熊野詣、修験神楽、法華経注釈、即位灌頂など、中世神仏習合の多彩な展開を解読し、心身と世界のドラスティックな変革=“変成”の壮大な宗教運動を蘇らせる、最前線の論考。

目次

1 苦行と救済・中世熊野詣の宗教世界―浄土としての熊野へ(葬送としての熊野詣;聖地と救済の構造)
2 擬死と再誕・大神楽「浄土入り」―奥三河の霜月神楽をめぐって(大神楽の宗教思想―『御神楽日記』を読む;浄土入りの装置;浄土への旅立ち;浄土での行い―「注連の本戒」を読む)
3 本覚の弁証法・龍女の成仏―『法華経』龍女成仏の中世的展開(幻の「龍畜経」を求めて―『平家物語』「灌頂巻」から;龍女の原像―「提婆品」の彼方へ成仏のドラマトゥルギー)
4 人獣の交渉・異類と双身―中世王権をめぐる性のメタファー(双身の神智学;辰狐のイコノグラフィー)

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