出版社内容情報
死後の世界について,宗教はどう答えてきたか終末論,天国・地獄,再生など,死後問題の形成過程をたどり,制度的宗教の枠組を越えた〈他界観的哲学〉を示す画期的労作。
内容説明
死後の世界について宗教はどう答えてきたか。シャーマニズム、スピリチュアリズムの知見を踏まえつつ、「他界観」の視座から全西洋宗教史を捉え直す画期的労作。
目次
序章 原宗教としての他界観
第1章 他界観的元型を求めて:シャーマニズムの他界観
第2章 古代的他界観の展開:オシリス信仰とプラトンの他界観
第3章 他界拒絶の宗教:古代ユダヤ教の他界観
第4章 他界の独占と陰蔽:キリスト教の他界観
第5章 他界統合の試み:イスラム教の他界観
第6章 人間他界の解放:スピリチュアリズムの他界観
終章 他界のインフォーマント