韓国はなぜキリスト教国になったか

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393222065
  • NDC分類 192.21
  • Cコード C0016

出版社内容情報

韓国が今や世界最大のキリスト教国となったのはなぜか。今後どのような方向に進むのか。信仰の点から韓国人の歴史と精神性を解明。

内容説明

いまや人口の4割近くをキリスト教徒が占める韓国。そうなるまでの過程には、日本が深い関わりを持っている。信仰にもとづく韓国人の精神性と行動の原理を、クリスチャンの視点から解き明かす。

目次

第1章 鮮やかな朝の国(東方君子の国;人々の暮らし;キリスト教の伝道と殉教の歴史;「東洋のエルサレム」と呼ばれたピョンヤン;朝鮮半島を襲った悲劇)
第2章 民族性とキリスト教信仰(南に逃げる人々;暗闇は明けた;神を愛し、隣人を愛せよ;「純粋さ」という民族性)
第3章 キリスト教国への道(祈る人々;赤い十字架;岩が動くような(一九七〇年代)
静かな革命(一九八〇年代)
種子が芽吹く(一九九〇年代)
韓国教会の今(二〇〇〇年代))
第4章 心の国力―韓国と日本のこれから(キリスト教国、韓国;強い信仰にもとづく国づくり;世界への貢献)

著者等紹介

鈴木崇巨[スズキタカヒロ]
1942年生まれ。東京神学大学大学院(修士修了)、米国南部メソジスト大学神学部(聖修士)、西部アメリカン・バプテスト神学大学(博士)。日本キリスト教団の東舞鶴教会、田浦教会、銀座教会、頌栄教会また米国合同メソジスト教団のホイットニー記念教会などで40年間牧師。現在、聖隷クリストファー大学(浜松市)教授。個人伝道研究会「地の果てまで」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

8
図書館にて。2012年刊行。著者は1943年生まれでメソジストの牧師。最初に通った教会がたまたま在日大韓キリスト教会だったそうな▲本書は「なぜ」に答えていないが、いろいろググって調べたところ、20世紀韓国キリスト教通史が十分に確立していないせいらしい。20世紀半ばから韓国のクリスチャン数が爆発的に増えたのは事実である。朝鮮民族が霊的だったのかもしれないが、アメリカへの韓国移民は高学歴傾向があること(キリスト教系の大学が多いだろう)、またアメリカの宣教業界で信徒獲得が重視されたことなど、。2019/09/23

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

6
韓国でキリスト教がどのように普及していったかというプロセスはよくわかったけど、「なぜ」の部分が国民性の純粋さというだけでは納得しにくかった。2016/09/09

Seita

3
ウィキペディアで、韓国が絶対数でアジア第二のキリスト教国だと知った。本書によると増加の理由は「キリスト教という純粋な教えを持つ宗教が、非常に純粋な心を持った民族に、過酷な迫害と殉教の歴史の中で出会い、人々の信頼を勝ち取」ったことに求められるという(112)。例えば「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい」といった命令文を、「少年のような純粋さ」で受け止め、伝道する(87、108)。学校教育を通じて、稀にみる大迫害の歴史も共有されている(33、58)。殉教は尊敬の対象でもあるという(34)。2017/11/23

Goto Nobuhito

3
面白かった。 韓国のクリスチャン人口がすごいというのは知識としては知っていたけど、それがどんな原因からくるものか、どんな影響を与えているのか。 その辺りがとてもわかりやすかった。 韓国の政治的な問題などなどとは全く別の論点ではあるけど、やはり協調するにはお互いに理解が必要であることよ。2015/01/21

yumiko takayama

1
よく調べられてまとまっていた。これほどキリスト教が広まったのも、一重に国民性の問題なのだなあと。日本でも日本人の国民性に合ったやり方で、もっと抵抗なくわかりやすくキリストを伝えなければいけないな。うむ。2015/06/11

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