内容説明
親鸞の20年にわたる東国での布教体験が、「教行信証」の成立といかに関わっているかを追究した最新の研究。当時の農民たちの素朴な宗教意識の源を、古事記の出雲神話や英雄伝説、さらに農事に基づく季節祭・民間信仰・歌謡等の中にさぐり、「教行信証」との関連を明らかにする。
目次
前篇 古事記と民間信仰(光明の神と生命の神;英雄の登場と神代の成立;神祇信仰の特質と仏教の受容)
後篇 教行信証の本領(出雲神話と教行信証の構成;現生入正定聚と浄土の真証;教行信証と親鸞の創造)
親鸞の20年にわたる東国での布教体験が、「教行信証」の成立といかに関わっているかを追究した最新の研究。当時の農民たちの素朴な宗教意識の源を、古事記の出雲神話や英雄伝説、さらに農事に基づく季節祭・民間信仰・歌謡等の中にさぐり、「教行信証」との関連を明らかにする。
前篇 古事記と民間信仰(光明の神と生命の神;英雄の登場と神代の成立;神祇信仰の特質と仏教の受容)
後篇 教行信証の本領(出雲神話と教行信証の構成;現生入正定聚と浄土の真証;教行信証と親鸞の創造)