出版社内容情報
病気で四肢を失った中村久子が、念仏に出会い「戦う道」(自我重視の南北磁力思想)から「越える道」(平等他力の東西磁力思想)にかわるまでを二河白道から説き明かす。
【目次】
はじめに
中村久子の参考資料/各種報道記事/付記
序章 私の出遇った中村久子夫婦
序/中村久子さん、高山に帰る/久子さんの腕/働いた腕/『私の越えて来た道』を読んで/悲母観世音菩薩像制作の手伝い/中村敏雄さんの事/日ごろの久子さん/一期一会と一会一期と
前編 中村久子の戦って来た道
序
第一章 苦悩の中で
(一)両手両足の切断
特発性脱疽/父の神だのみ
(二)久子の少女時代――移り変わる久子の環境と住居、受けた教育
久子の住居/祖母の教育/母の躾
(三)久子二十歳の決断
生きることの悩み/興行界入り/真の人間
(四)孤独
序/売られた身/弟との再会と死別/懸賞実話に応募/義足で大地に立つ/飼い殺し/祖母の死・夫の死/神仏の出現/久子再婚/新しい生活を求めて
第二章 理想を求めて
(一)無我愛思想と久子上京
伊藤朝子との出遇い/自尊心/無我愛実践の自信
(二)無我愛思想の実践と破綻
無我愛の思想/無我愛の実践/無我愛実践の破綻
(三)砂漠の中の久子
(付)中村久子 年譜(前半生)
中編 中村久子の越えて来た道――中村久子の二河白道
序
第一章 中村久子と二河白道
(一)藤井善信と二河白道
インタビュー/罪名・藤井善信
(二)二河白道全文
序 二河白道絵図と解説/一切往生人等/百千の里/正しく水火の中間/四五寸
(三)東西南北の方向と磁場と磁力
東西南北の表現/南北磁力/東西磁力/磁石のごとし/重心と真実信心
第二章 山びこ念仏
(一)久子の歩んだ「正しく」
序/南北磁力の「正しく」/久子五番目の「正しく」の始まり
(二)すでにこの道あり
(三)仏仏相念
驚き/この念を作す時/「仁者」と「汝」/久子五番目の「正しく」の求道/仏仏相念/行来進止に随いて
第三章 正しく身心に当りて
序
(一)慢心の気づき
山びこ念仏で覚った慢心/懺悔
(二)宿業の自覚
直ちに/念仏が宿業を尋ねて/親鸞聖人に業報を学ぶ/誤解された宿業/地に倒れし者地によりて立つ/善知識となった身障の身/宿世/業力不可思議/畏れざれ
(三)泥中の蓮
宿業のはたらき/〝るつぼ〟/二種深信/泥中の蓮/末通りたる無碍の念仏
第四章 本願業力
(一)信と疑
信と疑情/鶴と亀の信疑/自力の執心
(二)生まれながらの願い
美しい珠/自信教人信(往生浄土の道)/親鸞さまをお慕いして
(三)ご恩に生きる
真宗門徒としての久子/念仏を聞く耳
(付)中村久子 年譜(後半生)
後編 中村久子の憶念
序
第一章 本願のいかり
序
(一)犬猫呼ばわりさ
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