出版社内容情報
『正法眼蔵雑文』の中に残される「瑩山和尚之法語」を現代人にもわかるよう、書き下し文・現代語訳・語注を設け、あわせて「瑩山禅師によって明らかになる曹洞宗の宗旨」「瑩山禅師伝」も付し、曹洞宗の繁栄の基礎を築いた太祖の教えを学ぶ最適の書。
【目次】
御挨拶(正法寺山主 盛田正孝)
まえがき
凡例
『洞谷開山瑩山和尚之法語』の各段の要旨と展開
第一部 現代語訳『洞谷の開山・瑩山和尚の法語 妙浄禅師に示す』
〔一〕 先日、我、公を呼ぶ
〔二〕 眼には見と成って、明暗を迷わねども、うつされず
〔三〕 知識に相わざれば知る事なし
〔四〕 知に二の道あり。一には万事を措いて一切の営みを止めて
〔五〕 二には行住坐臥の間、凡そ一切の作業の時
〔六〕 此のりょう道の参学、皆な是れ他の力を借らず
〔七〕 霊山会上、釈迦尊、百万の衆の前にして、一枝の花を拈ず
〔八〕 所以者何となれば、汝等是れ其の人なりと雖も
〔九〕 疑う可らず、汝等、只だ今生に了ぜざれば
〔十〕 昔、六祖慧能大師、五祖黄梅の会に投じて
〔十一〕曽祖永平開山和尚の云く
〔十二〕又た見ずや、阿難、当年廿年、仏の侍者たり
〔十三〕見ずや、永嘉大師云く
〔十四〕又た或は云く、仏法は思量卜度の外にあり
〔十五〕或は又た、一句を問へば一句を応ず
〔十六〕若し是の如くならば、汝に許す、禅僧なる事を
〔十七〕趙州の大叢林と仰ぎしも、二十衆に満たざるなり
〔十八〕見ずや、灌渓志閑禅師、末山に至る
〔十九〕而今の人、適ま遍参を作し、知識の人を見ると雖も
〔二十〕見ずや、圜悟禅師の云く
第二部 解説に代えて 瑩山禅師によって明らかになる曹洞宗の宗旨
一、不可解な宗旨
二、「信の仏教」と「悟り無用論」
三、氷解する疑問と瑩山禅師
四、両祖の教えのまとめと、そこから導き出される曹洞宗の宗旨
五、『洞谷記』で知る両祖を貫く「宗旨」
六、曹洞宗の坐禅―自受用三昧の坐禅―
七、自受用三昧の境界
八、両祖の説相の違いをどのように解すべきか
第三部 『洞谷記』で読む 瑩山禅師伝
一、はじめに
二、時代背景
三、生い立ち
四、出家と参学
五、宝慶寺寂円様に参ず
六、海部城万(満)寺の住職となる
七、義介様と永平寺
八、大乗寺での師弟
九、大乗寺での接化
十、永光寺の開創
十一、五老峰の建立
十二、總持寺の開創
十三、御遷化
(付)瑩山禅師年表
あとがき
索引



