出版社内容情報
本書は，教団篇と制度篇の二篇よりなる。教団篇では，24流と称される臨済宗の各宗派の歴史的な流れを展望。制度篇では，本寺末寺の独特な関係，足利学校のことなどを考察。
内容説明
臨済宗の歴史は複雑多岐にわたる。従来その全体を示した書物はない。本書は、柔らかな語り口をもって、しかも明快に、その全体像を提示する。
目次
教団篇（聖一国師円爾；聖一派について；仏光派について；正続院について；夢窓派の京都進出；一山一寧；一山派について ほか）
制度篇（五山叢林の十方住持制度について；塔頭について；本末関係について；禅僧の称号について；鹿苑僧録について；蔭凉軒および蔭凉職について ほか）
