出版社内容情報
日本人に最も親しまれている経典『般若心経』を禅の立場から解釈。白隠・一休などの註釈をはじめ,あらゆる禅書・古典を自在に駆使しつつ,悟りとは何かをいきいきと描きだす。
内容説明
混迷する世界に光を、苦悩の人生に安らぎを。仏教の精髄『般若心経』と禅が手をたずさえて、無明の現世に生きる指針を示す注目のエッセイ。
目次
第1章 摩訶般若波羅蜜多心経
第2章 一真実と照見えて
第3章 仰げば不二の月さやか
第4章 森羅万象さながらに一真実の相にて
第5章 世に〓礙なく恐怖なし
第6章 雲よぶ松のいろはゆる世にたぐいなき正覚を
第7章 よろずの苦厄うち除き深き安心きわもなし
第8章 往け往けさとりの彼の岸へ