出版社内容情報
日露戦争時,軍事探偵として満洲に潜行し,諜報活動やロシア軍の後方攪乱に命がけの活躍をした青年三郎の,後のヨーガを軸とする精神形成の土台となった稀有の体験を描く。
内容説明
日露戦争での死闘から生まれた心の転換、そして苦悩からの脱出。それが瞑想の原点となった。戦争とヨーガを結ぶ異色の実録、中村天風の前半生。
目次
1 唸る青龍刀
2 爺の一声
3 修猷館
4 明道館
5 軍事探偵への道
6 日本の行方
7 諜報の戦
8 誘拐
9 コサックの宿舎
10 味噌倉の中
11 刑場への道
12 後方攪乱
終章 瞑想と満洲