出版社内容情報
仏教の基本概念である五蘊(=色・受・想・行・識)、十二処、十八界を説いた『大乗五蘊論』を分かり易く解説する。
世親菩薩著『大乗五蘊論』の講読を通して、仏教の基本概念である五蘊(=色・受・想・行・識)、十二処、十八界を分かり易く解説する。瞑想の対象としても重要である五蘊。仏教テキスト解読に必要な鍵として生まれた本書に潜む謎とは。
【著者紹介】
1995年早稲田大学第一文学部卒業。2001年東洋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、花園大学文学部准教授(専攻/仏教学・人文情報学・情報歴史学)。博士(文化交渉学・関西大学)。
内容説明
釈尊の時代から続く仏教の伝統的基本概念「色・受・想・行・識」から唯識を解説する入門書。大乗のアビダルマをコンパクトにまとめた世親著『大乗五蘊論』を現代語訳と共に読み解く。
目次
第1章 『大乗五蘊論』を読む前に
第2章 『大乗五蘊論』を読む
第3章 「色蘊」を読む
第4章 「受蘊」「想蘊」「行蘊」を読む
第5章 「識蘊」を読む
第6章 十二処と十八界
第7章 諸門分別
第8章 終わりに
著者等紹介
師茂樹[モロシゲキ]
1972年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、東洋大学大学院満期退学。博士(文化交渉学・関西大学)。現在、花園大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。