内容説明
世俗世界と真実世界の一体化を主張する密教を「言葉」と「物質」の観点から論じた空海の代表作に、わかりやすい現代表現と用語・出典の丁寧な解説を加えた“訳注シリーズ”第4弾!
目次
『声字実相義』の全体像(音と声、名と実;物、形、色、動き;声・言葉の三種の機能;インド思想における声・言葉;中国思想における声・言葉;『声字義』における色・文字・声;『声字義』における物と心;『声字義』の著作年代;声、心、いのちあるもの、いのちなきもの、一つに融け合う)
声字実相義 本論(序説;本論)
著者等紹介
松長有慶[マツナガユウケイ]
1929年、高野山生まれ。高野山大学密教学科卒業。東北大学大学院インド学博士課程修了。文学博士(九州大学)。高野山大学教授、同学長、同密教文化研究所所長、大本山寶壽院門主、高野山真言宗管長、全日本仏教会会長、真言宗長者等を経て、高野山大学名誉教授、密教文化研究所顧問。専門は密教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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