出版社内容情報
『大日経』『金剛頂経』等のインド中期密教を代表する経典の思想・実践の特徴を挙げ空海がそれをどのように受容し展開したかを探る。『大日経』『金剛頂経』『理趣経』等、インド中期密教を代表する経典やその注釈書に見られる思想と実践、さらに曼荼羅や密教美術などの特徴を前半で解説し、後半では真言宗の祖・空海がそれらをどのように受容し展開して、真言密教を打ち立てたかを探る。
高橋 尚夫[タカハシヒサオ]
1944年生まれ。大正大学大学院修了。現在、大正大学名誉教授。
野口 圭也[ノグチケイヤ]
1954年生まれ。京都大学大学院修了。現在、大正大学教授。
大塚 伸夫[オオツカノブオ]
1957年生まれ。大正大学大学院修了。現在、大正大学学長。
内容説明
空海はインド中期密教の思想と実践をどのように受容し展開したか。『大日経』『金剛頂経』『理趣経』などの思想と実践、ならびに曼荼羅や密教美術の特徴を前半で解説。後半では、真言宗の祖・空海がそれらをどのように受容し展開して、「真言密教」を確立したかを探る。
目次
第1部 インド中期密教(インド中期密教とは何か;主要文献;注釈者と注釈書―ブッダグフヤ、アーナンダガルバ、シャークヤミトラ;造形と美術)
第2部 インド中期密教の伝播(ネパール―ネワール仏教の儀礼を中心に;チベット―密教の相承と曼荼羅および密教美術を中心に;中国―中期密教の請来と展開;東南アジア―インドネシアの碑文を中心に)
第3部 空海とインド中期密教(1)経典篇(『大日経』;『金剛頂経』;『理趣経』)
第4部 空海とインド中期密教(2)曼荼羅篇(胎蔵曼荼羅―現図曼荼羅・『秘蔵記』・『摂無礙経』・三輪身説の成立問題について;金剛界曼荼羅;『理趣経』の曼荼羅)
著者等紹介
高橋尚夫[タカハシヒサオ]
1944年生まれ。大正大学大学院博士課程満期退学。現在、大正大学名誉教授
野口圭也[ノグチケイヤ]
1954年生まれ。京都大学大学院博士後期課程満期退学。現在、大正大学教授。大正大学綜合仏教研究所所長
大塚伸夫[オオツカノブオ]
1957年生まれ。大正大学大学院博士課程満期退学。現在、大正大学学長。博士(仏教学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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