内容説明
“正しさ”とは…“真理”とは…歩むべき道をひたむきに探し求める幾万の修行者の姿は、現代に何を伝えるのか。最新の研究成果にもとづき、パーリ語原典を流麗かつ平明に訳した、現代語訳の決定版。
目次
釈尊が尊敬される理由―箭毛経(1)
最高の修行者たる条件―五支物主経
釈尊のもとで修行する理由―箭毛経(2)
遍歴行者ヴェーカナッサとの対話―〓摩那修経
はるか古の世の親友の思い出―〓婆陵耆経
ラッタパーラの帰郷と王との対話―頼〓〓羅経
善い伝統の相続と断絶―大天〓林経
階級の平等―摩偸羅経
生涯で三度三宝に帰依した王子―菩提王子経
残忍な盗賊アングリマーラの帰依―央掘摩経〔ほか〕
著者等紹介
浪花宣明[ナニワセンミョウ]
1948年石川県生まれ。プーナ大学Ph.D.。東方研究会研究員
田辺和子[タナベカズコ]
1944年福島県生まれ。文学博士。名古屋大学非常勤講師、愛知学院大学非常勤講師、東方学院講師
山口務[ヤマグチツトム]
1953年北海道生まれ。1982年北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。東方学院講師
勝本華蓮[カツモトカレン]
2000年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。天台宗教学財団特別研究者、花園大学非常勤講師
岡野潔[オカノキヨシ]
1959年茨城県生まれ。1990年東北大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。マールブルク大学Ph.D.。九州大学教授
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