出版社内容情報
難解な語句には脚注を施し,テキスト校訂上の問題は後注で詳論する。梵文原典や諸漢訳の対応箇所を頭注し,対照の便宜をはかる。下巻には第11章から第27章までを収める。
内容説明
厖大な『梵文法華経写本集成』の異文をすべて参照し、古来親しまれてきた羅什訳『妙法蓮華経』の原型を探る。難解な語句には脚注を施し、テキスト校訂上の問題については後註で詳論する。サンスクリット原典や諸漢訳の対応箇所を頭註し、対照の便宜をはかる。下巻には第11章から第27章までを収録。サンスクリット語原典からの画期的新訳。
目次
塔の出現―見宝塔品第十一・提婆達多品第十二
よく耐え忍ぶ―勧持品第十三
安楽な行―安楽行品第十四
菩薩の大地からの出現―従地涌出品第十五
如来の寿命の長さ―如来寿量品第十六
福徳の分別―分別功徳品第十七
随喜の福徳を説示する―随喜功徳品第十八
説法師の功徳―法師功徳品第十九
常に後悔しない(常不軽)―常不軽菩薩品第二十
如来の神通変化―如来神力品第二十一〔ほか〕