出版社内容情報
このままでは日本仏教に未来はない! 律の不在、納得いかない葬式、閉鎖的な僧団……僧籍も持つ仏教研究者の著者が現代日本仏教の問題を批判しつつ、戒律復興、僧団改革、仏教の現代に対する有効性提示、葬式再建を提言し、日本仏教を未来につなごうとする。
内容説明
律の不在、納得いかない葬式、閉鎖的な僧団…仏教研究者であり、僧籍も持つ著者が、自戒も込めて現代の日本仏教を批判しつつ、戒律復興、仏教思想再興、葬式再建のための提言を行い、日本仏教を未来につなぐ。
目次
第1章 政治と宗教
第2章 戒律の不在
第3章 葬式と戒名
第4章 組織の改革―開かれた組織へ
第5章 戒律の復興
第6章 利他の実践―強みを再認識する
第7章 葬式の再建―弱みを強みに変える
第8章 異端の出現
著者等紹介
平岡聡[ヒラオカサトシ]
1960(昭和35)年、京都市生まれ。佛教大学卒、同大学院博士後期課程満期退学。ミシガン大学アジア言語文化学科留学(1987~1989)。現在、京都文教大学教授、京都文教学園学園長。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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政治と宗教:インド 中国 政治の傘下にあった日本仏教 日蓮 アジールとしての僧団 ダルマ概念 戒律の不在:出家仏教 戒律の問題 戒律復興運動 教祖信仰 原理主義はない 葬式と戒名:葬儀不要論 葬儀の正統性 戒名の正統性 組織の改革―開かれた組織へ:政治との距離 公共空間としての寺院 第三者評価の導入 社会倫理の確立 戒律の復興: 聖性の担保 出家者の意味 在家仏教 戒律の復興 利他の実践―強みを再認識:自我の相対化 身体性の復活 物語の創出 多様性の促進 葬式の再建―弱みを強みに変える 異端の出現:遁世僧2024/02/18