出版社内容情報
現代宗教に求められるのは個人の精神的救済と社会的規範の提供だとの視点に立ち、日本仏教がいかに可能性に満ちた宗教かを解説する。21世紀の宗教に求められる重要なテーマは、個人の精神的な救済と社会的な規範の提供である。この視点から、近代化と内面化、さらに死生観・霊魂観をキーワードに、日本仏教がいかに可能性に満ちた宗教かを解説し、かつ日本仏教再興の具体的な方法を提示する。
正木 晃[マサキアキラ]
1953年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化センター客員助教授等をへて、現在、慶應義塾大学非常勤講師。専門は宗教学(チベット・日本密教)で、特に修行における心身変容や図像表現を研究。独自にマンダラ塗り絵を考案し、20年以上前から大学の講義などに取り入れている。著書は『お坊さんのための仏教入門』『マンダラ塗り絵』『カラーリング・マンダラ』『マンダラ塗り絵 上級編』(春秋社)、『密教』(講談社)ど多数。
内容説明
日本仏教しか21世紀の苛酷な社会には生き残れない!?「近代化」「内面化」「死後世界と霊魂」をキーワードに、日本仏教が社会貢献の面でいかに可能性に満ちた宗教であるかを解説し、かつ日本仏教再興の具体的な方法も提示する。
目次
第1章 近代化と日本仏教(本章の概要;宗教と近代化;近代化とは何か ほか)
第2章 内面化の功罪と日本仏教(本章の概要;内面化とは何か;知的なギャップが生む尊崇の念 ほか)
第3章 死後世界と霊魂を考える(緊急の課題;明治時代の霊魂観;輪廻=インド型宗教の前提 ほか)
著者等紹介
正木晃[マサキアキラ]
1953年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化センター客員助教授等をへて、現在、慶應義塾大学非常勤講師。専門は宗教学(チベット・日本密教)。特に修行における心身変容や図像表現を研究。独自のマンダラ塗り絵を考案し、15年以上前から大学の講義などに取り入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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