シリーズ大乗仏教
如来蔵と仏性

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  • サイズ A5判/ページ数 365p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784393101681
  • NDC分類 181.8
  • Cコード C0015

出版社内容情報

大乗を代表する如来蔵・仏性思想。東アジアにも多大な影響を与えたこの思想の誕生から展開、各学派の受容について具体的に論究する。

【著者紹介】
1926年東京都生まれ。東京大学文学部哲学科(印度哲学専攻)卒業。Ph.D(プーナ大学)。文学博士(東京大学)。東京大学名誉教授。鶴見大学名誉教授。2013年逝去。『高崎直道著作集』全9巻(春秋社)。

内容説明

本巻は、如来蔵・仏性に焦点を当てて、その誕生過程と内容とを吟味し、諸地域への伝播と発展について考察する。待望のシリーズ全巻完結!

目次

第1章 如来蔵・仏性思想のあらたな理解に向けて
第2章 『如来蔵経』再考―仏性の九喩を中心として
第3章 仏性の宣言―涅槃経
第4章 仏性の展開―央掘魔羅経・大法鼓経
第5章 宝性論の展開
第6章 如来蔵と空
第7章 涅槃経と東アジア世界
第8章 煩悩と認識を画定する―唯識と如来蔵の二障説の起源

著者等紹介

下田正弘[シモダマサヒロ]
1957年、福岡県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。1993年、文学博士。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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bapaksejahtera

8
松本史朗氏の反如来蔵論を読み、シリーズ半ばの本巻を先に読む。後半に松本氏の論文を加え、流石に大部で熱のある構成である。如来蔵や仏性など基本概念を原語と対比し、必要な所ではチベット仏教の解釈を挿入して理解を助けようとする。主宰である下田正弘氏が冒頭、如来蔵論を一種の救済論とし、ジェイムズ「宗教的経験の諸相」を引用して主知主義的な反如来蔵論を窘める。しかし諸論文からは、如来蔵論自体は自ら思想潮流を形成し得ず大乗各派中に埋没した事、仏教が伝統的に避けたアートマン概念を理屈上復活してしまった事が明らかとなった。2022/04/03

マウンテンゴリラ

1
中観、唯識、そして如来蔵。これら大乗仏教の三大思想とも言うべき三者の対立点と共通点が、世俗的な理解ではあろうが、おぼろげに見えてきたような気がした。それらは何れも、相互に対立点を含みながらも、仏教という大きな枠組みの中での主要な構成要素を理論化したものと見なすこともできるのではないかと感じられた。特に、本巻で論じられている如来蔵思想については、大乗仏教が主目的とする衆生の救済にとって中心となる一切衆生悉有仏性を説いたものとして、他の二者に比べて比較的すんなりと理解できる面があった。→(2)2014/10/15

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