出版社内容情報
離れて暮らす親は気づけばもう70代。帰省のたびに、「親の老い」を実感しませんか?
その姿を見ると、仕事や家庭の事情などで、ずっと一緒にいてあげることはできないけれど、「いつかなにか親孝行、恩返しをしたい」という気持ちが湧き上がってきます。
ですが、そう思っているうちにも、親は確実に老いていきます。
もしかすると、恩返しができるタイミングを失うかもしれません。
ケアマネジャーとして、介護の現場に長く身を置いてきた私は、そういった子の「後悔」の声を幾度も耳にしてきました。
「もっと好きなごはんを食べさせてあげればよかった」
「もっと一緒に旅行すればよかった」
「もっと話を聞いてあげればよかった」
そんな後悔をしないために、そして親に幸せな晩年を過ごしてもらうために、「恩返し」を始めませんか。
何をすればいいのか、何から始めればいいのか、考え悩む必要はありません。離れて暮らしていてもできる、また、次の帰省時にすぐできる「小さな恩返し」はたくさんあります。
この本ではそんな「小さな恩返し」を12の章に分けて、計100項目をリストアップしました。
できることから一つずつ始めることで、親は「いつまでも元気でがんばろう」という生きる意欲と気力を呼び起こすことでしょう。
内容説明
離れて暮らす親に、いつかなにか、恩返しをしたい―。そう思っているうちにも、親は確実に老いていきます。もしかすると、恩返しできるタイミングを失うかもしれません。離れていてもできる恩返しもあります。つぎに帰省したその日にできる恩返しもあります。まずは小さな恩返しを積み重ねていきましょう。
目次
1 巧妙化する詐欺から親の財産を守る
2 認知症を引き起こす「転倒」「骨折」の防止
3 帰省時にしてあげると喜ばれること
4 思い出を振り返る 新たな思い出を作る
5 日常生活を快適に
6 健康管理の手助けを
7 暑さ、寒さをガマンしがちな年代です
8 もしもの事態に備えておく
9 親の交友関係をサポートする
10 介護保険制度を活用して恩返し
11 親のお金を把握することだって恩返し
12 喜ばれる小さなプレゼント
著者等紹介
田中克典[タナカカツノリ]
1962年、埼玉県生まれ。日本福祉教育専門学校卒業後、福祉系の出版社を経て、東京都清瀬療護園(重度身体障害者入所施設)、清瀬市障害者福祉センター(デイサービス、ショートステイ)などで介護経験を積む。1984年にはインド・コルカタの故マザー・テレサ女史の運営する施設で介護経験し、テレサ氏とも懇談する。2000年、介護保険制度の発足と同時にケアマネジャーの実務に就き、これまでに約500人の高齢者を担当した。現在は株式会社スタートラインで現役ケアマネジャーを務めている。主な資格は主任介護支援専門員、産業ケアマネ3級(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kanki
羽
ヨハネス
yunyon
だけど松本