積ん読の本

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  • サイズ A5判/ページ数 144p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784391162837
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本を読むよりも買うスピードが上回ったまさにその瞬間から「積ん読」は始まる。部屋の片隅に、1冊、また1冊と積み上げられる「積ん読」の山を見て、人は焦り、罪の意識を覚え、自嘲するのだ。

そもそも「積ん読」とはなにか。その言葉の歴史は意外にも古く、明治時代にまで遡る。100年以上に渡って受け継がれてきた日本の読書家たちの「伝統芸」は、今や「TSUNDOKU」として世界の共通語ともなった。

そんな「積ん読」の本質に迫るべく、ブックレビュアーの石井千湖が、斯界の本読み12人の「積ん読」事情を探るインタビュー取材を敢行。ある者は「積ん読」こそが出版界を救うものだと熱く語り、またある者は「積ん読」にこそ書物の真の価値があるのだと断言する。

写真に収められた圧巻の「積ん読」の山と、「積ん読」を語るその言葉を一読いただき、読書家諸氏におかれては、ほっとするなり、笑うなり、共感するなり、感心するなり、呆れるなりしていただきたい。

飯間浩明(辞書編纂者)
池澤春菜(作家、声優)
小川公代(英文学者)
小川哲(作家)
角田光代(作家)
柴崎友香(作家)
しまおまほ(マンガ家、イラストレーター)
管啓次郎(翻訳家、詩人)
辻山良雄(Title店主)
マライ・メントライン(ドイツ人)
柳下毅一郎(特殊翻訳家、映画評論家)
山本貴光(文筆家、ゲーム作家)
*50音順

内容説明

読むことの本質に迫る積ん読名人12人のインタビュー集。

目次

柳下毅一郎「消費が加速すると欲望も際限なくなって積ん読が生まれる。資本主義が悪いんですよ(笑)」
柴崎友香「一時的に滞在している本で自分専用の図書館を作ってると思えば、急いで読まなくてもいいんじゃないかなって」
池澤春菜「新しく来た本はまず玄関に積みます」
小川哲「積ん読がたまるばかりで。一部は箱に入れてベランダに置いてます。もう限界ですね」
角田光代「『戦争×文学』は唯一、箱のなかにしまってある積ん読です。リタイアしたあとに全巻読破するのが夢です」
しまおまほ「祖父の書いた『死の棘』も積ん読です」
山本貴光「本は形のあるインデックス。だから私は積ん読がいくら増えても気にしません。むしろ積まなくてどうする」
辻山良雄「読んだ本しか家にないということは、自分がわかっている世界しかないということ。そんなの、つまらない」
マライ・メントライン「積ん読はドイツ語には訳せないと思います。B¨ucherstapel、本の山という言い方だったらあります」
小川公代「信じていただけないかもしれませんけど、本って生きているんです」
飯間浩明「“積ん読になっている本があります”というのは“毎日ご飯を食べています”というのと同じです」
管啓次郎「本が山と積まれたときに、新しい秩序が生まれる。書店や図書館で隣り合うはずのない本が隣り合う」
積ん読の悩み相談Q&A

著者等紹介

石井千湖[イシイチコ]
書評家。大学卒業後に書店員となり、2004年より文芸を専門とするライターとして活動を開始。現在は新聞、雑誌、Webで幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

178
文字通り「積ん読」を旨としている、12人の読書家・蔵書家の自宅を訪ねて、それぞれの蔵書の形が現在に至った経緯や本・読書についての見解・思いを綴ったもの。目を惹くのは、全ページ本や本棚のある光景がカラーで紹介されていて、様々な「本のある風景」を実感できること。作家さん、著述家さんが多い中で、自身も古書店Titleを経営されている辻山良雄さんの、「自分の本棚を作ることは、読むかどうかは関係なく、自分の宇宙を広げるような感覚がある」「読んでない本があると、…未知の世界に自分が開かれている」という感覚に強く同感。2024/10/02

あすなろ

135
積読本は罪じゃない!後ろめたさも感じる必要ナシ!。そんな読書家にとって夢見たいな言葉や写真に登場人物が溢れている本。それだけでなく、そもそもの読書の愉しみや電子書籍ではなく紙派の背をも押してくれる。写真も雄弁に貴方の積読を押してくれる。なお、蔵書・収集自慢ではないのがまた良し。実際の身近な感の取材されている読み手達が好ましい。話題になったのも分かる一冊。さてさて、こうしてまた僕も懲りない面々であり、積読本を増やしてしまう一員になるのである。2025/03/30

Kanonlicht

133
小説家、評論家、研究者など12人が積読について語った本。積読がいよいよ3ケタに届きそうになり、おもわず手に取った。出てくる人たちはほぼみんな積読強者で、「そもそも本は読めないもの」「背表紙を眺めることも読書」と言っている人ばかり。小川哲が「小説家としてはもちろん読んでほしいけれど、買ってくれるだけでもうれしい」と言っていたのには勇気づけられた。積読を後ろめたく感じているうちはまだまだだなと。2024/12/22

まこみや

132
本好きにとって共通する悩みは、一つは積ん読、もう一つは置き場所だ。積ん読は、負債者がそれを返せないうちに次々と債務を重ねていくような心理を与える。まるで屋根に降り積もった雪がミシミシと音を立てて家屋を押し潰さんばかりになっているのに、雪おろしは一向に進まないような圧迫感だと言ってもよい。この本は、「本は読めないものだから」と逆転の発想で抑圧感・罪悪感を軽減してくれるのである。もう一つの置き場所の問題は、皆さん苦労なさっていますねぇ。就中、池澤の速読多読、山本の本の量、管の発想には敬服驚嘆ものだった。2025/01/05

シナモン

118
さすが!みなさんすごい積んでらっしゃった📚️😆「積ん読こそが完全な読書術である」に出てきたビオトープ。本書では小川公代さんが触れてらしてなるほどなと思った。「…本がない状態は辛いんですよ…」ほんとそう!2024/12/26

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