出版社内容情報
謎の赤子「ユーリ」を救出し【神聖国レジオン】に辿り着いたハルカ達。ダークエルフを破壊の神の使徒と思い込む学生達に絡まれてしまう。子供相手の模擬戦でハラハラしていたハルカだったが、なぜかしもべ(?)ができることに!
さらに、面倒な貴族のお坊ちゃんから依頼を受け、新たな街を目指す一行の目的地は世界中の強者がひしめく武闘祭!
曲者揃いの大会で、ひとり闘いに挑むアルベルトは勝ち残れるのか!?
人間関係を諦めたおじさんが、新しい自分として異世界で心を成長させていく、歪だけど王道な冒険の物語第2弾!!
内容説明
謎の赤子「ユーリ」を救出し“神聖国レジオン”に辿り着いたハルカ達。ダークエルフを破壊の神の使徒と思い込む学生達に絡まれてしまう。子供相手の模擬戦でハラハラしていたハルカだったが、なぜかしもべ(?)ができることに!さらに、面倒な貴族のお坊ちゃんから依頼を受け、新たな街を目指す一行の目的は世界中の強者がひしめく武闘祭!曲者揃いの大会で、ひとり闘いに挑むアルベルトは勝ち残れるのか!?人間関係を諦めたおじさんが、新しい自分として異世界で心を成長させていく、歪だけど王道な冒険の物語第2弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
61
Kindle。冒険者らしく護衛依頼を受けて移動した隣国にてトラブルに巻き込まれる2巻。身体的な強さや規格外の能力を持つ一方で、心の弱いおじさんのメンタル面でのデバフや治安の良い現代日本で培った警戒心の無さによって仲間のサポートを必要としているのがバランスが取れていて良き。パーティとの絆も深まっており、今後の展開が気になる所。2024/08/14
わたー
22
★★★★★面白かった。途中で思わぬ出会いもあったものの、無事にコーディー氏を送り届けることに成功したハルカたち。しかし、その街ではダークエルフ=悪という考えが広がっており…という2巻。幼気な女の子をしもべにしたり、少年の性癖を修復不可能なほど歪ませたりと大活躍するハルカの、どうしてこうなった感の溢れる語りと、然もありなんな結果が良かった。後半は拠点としている街へ戻りがてらに貴族の嫡男の護衛任務を受けることに。この嫡男がまたアレな人物で、人がいいせいでハルカが貧乏くじを引きがちだったのが印象的だった。2024/04/06
サキイカスルメ
14
面白かったです。心はおじさん、身体はダークエルフ美女なハルカさんと仲間たちの冒険ファンタジー2巻。1巻はパーティ結成とハルカさんの心の問題のお話がメインと感じたのですが、今回は確実に育まれていく仲間たちとの絆、冒険者としての活動の本格スタート、まさにパーティとしての始まりのお話という印象でした。子どもたちによる純粋な悪意や、悪人じゃないんだけどお荷物な人の護衛など、本来しんどいと思いそうなところも、ハルカさんの大人な優しさでマイルドになっていて面白かったです。わたしはやっぱりモンタナが可愛くて好き。2024/04/12
bluets8
7
一巻から間が空いたのでもう出ないのかと。無事に出て良かった。この物語、読んでいると主人公がハイスペックダークエルフなことを頻繁に忘れる。中身が自己肯定感が薄い善良な小市民という実に日本人らしいメンタルの持ち主で、彼(彼女?)の悩みを丁寧に描いく作品なので。おかげで共感できる場面が多い。所謂なろう系は日頃の鬱憤を晴らす自己顕示欲の塊みたいな物語ばかりの中、外側のチートスペックを楽しい旅の煩わしい障害を取り除くためだけに贅沢に使って、純粋に旅と第二の人生を楽しんでいる感じがとても心地いい。2024/04/07
久利大也
3
次なる物語の序章といった2巻。 やっぱこの作品は全部のキャラが人間臭くて好きですね。悪気はないけど厄介な依頼人とか、無知な正義感が攻撃性に向いた子供たちとか。 2巻ではハルカさんのメンタリティが功を奏すところが多かった反面、次なる問題点も見えてきてまだまだ成長の旅は終わらないなといったところ。 全てが丸くは収まらないから、やりたいことを定め、やるべきをやる尊さがあるなぁと思いました2024/04/17