出版社内容情報
ジルギスタ国の薬草研究者であるライラは、同じ研究所の婚約者や妹に「雑用係」と罵られ、重ねた努力を誰からも認められない日々を過ごしていた。挙句の果てには婚約破棄まで言い渡され、研究所を去ることを決意したライラ。そんな時、隣国で研究者をしているというアシュレンに出会う。「ここで愛を囁けばロマンティックなのだろうが、俺は貴女をスカウトしに来た」その誘いに希望を見出し、アシュレンの研究仲間として隣国に渡ったライラ。そこで充実した日々を過ごすうちに、二人の心は変化し始め──?
内容説明
ジルギスタ国の薬草研究者であるライラは、同じ研究所の婚約者や妹に「雑用係」と罵られ、重ねた努力を誰からも認められない日々を過ごしていた。挙句の果てには婚約破棄まで言い渡され、研究所を去ることを決意したライラ。そんな時、隣国で研究者をしているというアシュレンに出会う。「ここで愛を囁けばロマンティックなのだろうが、俺は貴女をスカウトしに来た」その誘いに希望を見出し、アシュレンの研究仲間として隣国に渡ったライラ。そこで充実した日々を過ごすうちに、二人の心は変化し始め―?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
ジルギスタ国の研究所で婚約者や妹に雑用係と罵られ、積み重ねてきた努力を誰からも認められない日々を過ごしていた薬草研究者ライラ。ついに婚約破棄を告げられ研究所を去ることを決意するファンタジー。そんな彼女の実力を見抜いてスカウトを申し出たカニスタ国の研究者アシュレン。その誘いに希望を見出してそのまま隣国に渡り、新たな研究生活を送ることを決意するライラ。アシュレンの母でもある研究室長や尊重しあえる仲間との充実した日々があって、頑張ってきた彼女が評価され過去の名誉も回復されて、幸せになる結末で本当に良かったです。2023/11/06
すがはら
10
誰にも正当に評価してもらえなかったライラが隣国で最高の環境と最高の人間関係を得るお話。出国してからは幸せ感が満載で、ライラの研究者としての優秀さを周囲の皆が認めて協力を惜しまなくて本当に理想的な環境を得られて良かったと思います。対する祖国の人達は、ことごとくダメダメで救いようがない。王命で薬草研究所長の伯爵家を支える子爵家と言う割には、ライラの父は何をしているのか。娘の働きが分からないとかあり得ないのに。アシュレンは性格も能力も見た目も素晴らしい。2人の仲がちゃんと進展してくれて大満足です。2024/11/21
てみさま
6
web版既読済み。ライラが胸を張って自分のやりたい研究が出来る場所を見つけられて良かった。愛する人と優しい仲間と共に。元婚約者、双子の妹、第二王子も酷かったが、一番酷い存在なのがライラの両親だった。あの性格は死んでも治らないだろうな。ライラの髪質と髪色がイラストと本文で違ってたのは気にしないことにした。2024/04/24
菊地
2
搾取してた有能主人公を追い出したら困ったことになって、追い出された主人公は出先で幸せになるタイプの作品。 良くも悪くもありがちな内容で、そういうものだと思えば、まあ。2024/09/18
蒼
1
kindle2023/11/18
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