出版社内容情報
白星高校に通う須田凛月は、学校では目立たないごく普通の生徒だ。
しかし、その正体は中高生に大人気の覆面バンド「ペルソニア」のボーカル、シオンだった!
クラスはいつもペルソニアや、仮面で目元を隠した謎のカリスマボーカル・シオンの話題ばかり。
凛月は今日も素性を隠し、正体がバレないよう陰キャとして振る舞う。全ては家族や愛する妹に迷惑をかけないようにするため。
自分の熱狂的なファンであるクラスメート達に囲まれ、冷や汗を流しながら──。
内容説明
白星高校に通う須田凛月は学校では冴えない陰気な生徒だ。しかし、その正体は中高生に大人気の仮面バンド「ペルソニア」のボーカル、七色シオンだった!クラスはいつもペルソニアや、仮面で目元を隠した謎のカリスマボーカル・シオンの話題ばかり。凛月は今日も素性を隠し、正体がバレないよう陰キャとして振る舞う。全ては家族や愛する妹に迷惑をかけないようにするため。自分の熱狂的なファンであるクラスメート達に囲まれ、冷や汗を流しながら―小説家になろうの新星が放つキラッキラな青春ラブコメ!書き下ろし番外編「メガネを外して、髪整えて街に出たらすごいことになった件」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
11
実は中高生に大人気の仮面バンド「ペルソニア」のボーカルである須田凛月が、その正体を周囲にバレないように悪戦苦闘するラブコメディ。凛月は根っからの陰キャでオタク気質。日常パートのほんわかから一変して、彼が愛する新人アイドルグループのために手を差し伸べる姿はやや斜め上にいきながらも最後はきちんとプロの仕事で決めるのがなかなか爽快。恋愛面はカースト上位でアネゴ肌の琳加、陰キャ仲間の蓮見、バンド仲間で合法ロリの椎名、妹のあかねから好意を持たれる波乱に満ちた展開に…。ここにあのアイドルが参戦するのか。次巻が楽しみ。2020/12/03
みのくま
10
本書はSNS時代の欲望を的確に抽出した作品であり、その良い面と悪い面の双方を描き出している。それはペルソナ=匿名性の問題に他ならない。ぼく達は(ネット上で)匿名の身体を手に入れる事で、理想の自分を演じられるようになった。それは可能世界(あり得たかもしれない自分)への欲望の具現化(?)である。この甘美な夢はぼく達に陶酔感と全能感をもたらしてくれるが、同時に圧倒的な空虚さとセットである。主人公凛月がなぜ音楽をやっているのかは一向に語られず、ただ「強キャラ」として存在する。目的も目標も喪失し、ただ承認のみがある2020/12/24
オセロ
6
タイトル通りの内容ですが、ヒロイン達と隠キャラを拗らせた主人公の凛月とのやり取りはクセになる面白さでした。 そんな凛月がアイドルグループを助ける話では日常とのギャップもあり熱い展開に。 1巻で終わるのは勿体ない面白さなので、続刊に期待です! ところで凛月が所属するバンドのメンバーの名前全員にXがついていますが某有名ゲームのあの機関のオマージュですかね笑2020/11/17
ナイル
5
めちゃくちゃ面白かったです。前半の笑えるツッコミやボケの面白さは勿論、後半の展開にもとても良さを感じました。キャラ1人1人の魅力ありすぎ!って感じです。金額的に、学生は特に、多くの人が読むのが難しいのが非常に残念。それでも絶対、読む価値はあったと自分は思いますね!これ、読む時期間違えました。。特典余ってれば、椎名ママのSS探し回って買ってきます。尚、みすみ先生のイラストも最高でした!2020/12/10
菊地
4
良くも悪くも面倒くさい子が多いコメディだった。それなりには楽しかったけど、音楽的には頂点に立っている状態なので、ラブコメとしてのさじ加減が上手くいくことを祈っています。2020/11/03
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