出版社内容情報
秦の名将・章邯が反乱軍を蹂躙するなか、ついに項梁が楚王となり奮い立つ項羽。
張良との出会いを経て、楚王の助力を得るため留へ向かう劉邦。
田中（タイムスリップした元会社員）もまた、田横とともに一族の対立勢力である田假らを追い留へと赴く。
そこでついに出会いを果たした項羽と劉邦、あと田中。
運命の歯車は大きく動き出し、斉国にも厳しい戦いと試練の時が訪れる。
歴史のうねりが止まらない、邂逅と共闘、そして別れの第３巻！
内容説明
秦の名将・章邯が反乱軍を蹂躙するなか、ついに項梁が楚王となり奮い立つ項羽。張良との出会いを経て、楚王の助力を得るため留へ向かう劉邦。田中（タイムスリップした元会社員）も、田横とともに一族の対立勢力である田假らを追い留へと赴く。そこでついに出会いを果たした項羽と劉邦、あと田中。運命の歯車は大きく動き出し、斉国にも厳しい戦いと試練の時が訪れる。歴史のうねりが止まらない、邂逅と共闘、そして別れの第３巻！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
35
未だ混迷の只中にあり、項羽と劉邦の歴史に着実に絡んでいく現代日本人田中。田横が兵を鼓舞する場面や田中が斉のために大きな決断をする場面など、思わず目頭の熱くなるような展開が多々あり、とても楽しめました。歴史物としてもおもしろいのは元より、いよいよタイムスリップ物としてもおもしろくなってきたなと。知ってる名前もちらほら出てきたり、「この人、もしかしなくてもあの人だよね？」みたいな人がちらっと姿を見せたりと、項羽と劉邦好きとしてはたまらない1冊でした。それにしても田中、いよいよ戦場まで出てくるとは……有能すぎる2020/11/12
こも 零細企業営業
20
前巻で劉邦と色々とやりあって、今巻では項羽と酒場で出会う。腕相撲をして、劣勢になったら反対の手でパンチするとか項羽ってばエゲツない。そのあとは、戦に継ぐ戦で最後は籠城までしての劣勢。粘りに粘って援軍を頼んで撃退し、コレからどうなるのかなと思ったら。田家を出ちまった。全く先が読めないのが楽しい。2020/07/24
サケ太
20
田中は一体今後どうなるのか。歴史的な流れを理解していてもいなくても、やはり楽しい物語。歴史的な出来事から若干の差異はあるものの、大きな運命を変えるには至らない。立場と情勢が田家を襲う。このもどかしい展開のままに、田中はどうなっていくのか。気になりすぎてweb版を読んでしまう。ここがいい所で止まってしまっている。うごごごご。めっちゃ気になる。そのくらい良い作品。2020/07/01
nas
5
項羽と劉邦の元の話を知らないから実際の歴史に対してどうなってきてるのかがわからんな…。横山版項羽と劉邦をちゃんと読んどけばよかった。まぁでもやっぱ雰囲気がいいなこのシリーズは2020/06/27
dorimusi
3
図書館本。 留で3者が出会って…腕相撲かよ！とか思ってたら斉は王が死んで苦しい展開。その後籠城戦→解放の流れは面白かった。田横が兵を鼓舞するシーンもよかった。 最後は蒙琳さんの後押しで田中が一大決心。うまく混ぜてんなーと楽しめました。しかしこの時代にこの簡素な結婚式は許されるのか？蒙恬というか蒙家が没落しかかってるから許されるのか？ 次巻でどこまで進むかな。2024/04/15
