出版社内容情報
世界のはじっこの、地図にも載っていない小さな村から、都会に憧れる一人の少女が旅出った。
彼女の名前はシーラ、十五歳。体術は苦手で治癒魔法もイマイチな、
ごくごく普通の女の子──と本人は思っている。
でも実は、村に湧く飲料水が伝説の秘薬「エリクサー」で、その力により村人たちはエルフへと進化。
シーラもまた、普通の人間の常識を超えた強力な治癒魔法に加え、
精霊魔法も使いこなす、世間的には超超ハイスペック少女だった!
そんな彼女が旅の途中で出会ったのは、魔王を討伐してきたという勇者パーティー。
彼らと行動をともにすることになったシーラは、外の世界に戸惑いつつも憧れの王都を目指す!!
天然イナカっ子エルフと勇者一行の、精霊をめぐる大冒険!
ぷにちゃん[プニチャン]
著・文・その他
赤井 てら[アカイ テラ]
イラスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TAMA
9
その水を飲まなくなって、チートがいつ無くなるんだろうと読んでました。妖精がいるんだから使わないと損、私賢いよねみたいな考えか、研究王女様。王位奪取王女様の超ドライも今まで腹に据えかねてたんだろうと思うと(-.-)。宰相の追及も横取りっぽくて、いい人に保護されてよかったねえ。2020/09/03
Stephan170825
4
表紙絵の綺麗さに惹かれて買ってしまいました。初めて出会ったのが勇者ご一行だったのが幸運だったのか人の良いメンバーと良い関係になりながら慣れない人間世界へと入っていけました。お財布一つ買うのにも楽しそうで何よりです。治癒魔法が得意じゃないと言いつつ人間とは比べものにならないそれ以外の部分でも高スペックを叩き出すシーラ。さりげなくその理由が番外編に記されていたのが良かったです。2018/05/31
菊地
2
最初に出会った人たちが優しい人たちって展開は読んでいて負担にならないから良い。2018/08/14
さとうはるみ
1
研究所の逃げ損なって自虐的に話す男の描写に見たくない!と無意識に避けた。 でも、あれは今の私だったのだと気づいた。だから見たくない!と否認したのだと気づいた。 モラルやマナーを失った人間って恐ろしいなとレティアという人物を通して思う。 戦争とは暴力の行使であるとクラウゼヴィッツが述べたと聞くが暴力とは使い方次第だなと思った。 そして権力にしろ力にしろきちんと使える人間は少ないのだろうなと思った。2022/06/04
TcodeF
1
世間知らず系な主人公最強モノ・非転生系。死んだり千切れていなければ治癒可能とか大抵チート。精霊の捕らえられた地の解放という話ですが、その地の呪いを解くための旅として今後展開するようですが、どうなることやら・・・2018/11/18