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出版社内容情報
“希望の歌”として異例の大ヒット!
NHK朝ドラ『花子とアン』『マッサン』にも登場!
350年前のスコットランド民謡がなぜ今、日本人の心に響くのか?
2014年夏に発売されたクミコさんの『広い河の岸辺』という曲が長くヒットチャートに入り続け、今もロングセラーを続けています。
この曲はもともと350年前のスコットランド民謡といわれていて、これまでも日本語の歌詞をつけて唄われたことはありました。それが、なぜ今あらためて注目を集めているのか?
音楽評論家の湯川れい子さんがこの歌の訳詩を絶賛し、「長く歌い継がれていくでしょう」と語っているように、その歌詞の素晴らしさがまず第一に挙げられます。
そして、その訳詩をしたのが、本書の著者である八木倫明さんです。
本書には、著者の八木さんがこの歌を訳詩したきっかけ、訳詩の上での考え方、そして、『広い河の岸辺』を被災地などで地道に唄ってきたこと、歌手のクミコさんとの出逢いなど、この歌をめぐる稀有な体験が綴られています。
特にテレビ番組でも紹介された、八木さんを支える人たちとのエピソードは、人生の哀歓をしみじみと感じさせてくれます。
さらに、「希望を運ぶためにこの歌は生まれたのです」と語る歌手のクミコさんとの対談も収録。そして、絵本作家の葉祥明さんが表紙絵を、書道家の嶋田彩綜さんが歌詞の書を本書のために書き下ろしてくださいました。
人生という「広い河」を漕ぎ出していく、希望の「小舟」となってくれる一冊です。
内容説明
350年前のスコットランド民謡がなぜ今、日本人の心に響くのか?やぎりん&クミコの特別対談も収録。
目次
第1章 不安と確信―被災地から広がり始めた希望の歌(祈りと戸惑い;道を示してくれた友人のひと言 ほか)
第2章 歌の力、言葉の力―“The Water Is Wide”から“広い河の岸辺”へ(“The Water Is Wide”との出会い;「スコットランド民謡」ではない、という説 ほか)
第3章 つながる絆―広がる出逢い、全国へ、世界へ―(大音楽会『うたごえ祭典』への参加;クミコさんとの運命的な出逢い ほか)
特別対談 クミコ× 八木倫明(聴いた途端に、涙がとめどなく流れて;どんな唄い方も受け入れる懐の深さがある ほか)
著者等紹介
八木倫明[ヤギリンメイ]
ケーナ奏者/作詞家。1958年、山形県生まれ。山形県立長井高校吹奏楽部、ヤマハ目黒吹奏楽団出身。早稲田大学商学部卒。日本フィルの事務局に24年勤続など、クラシック音楽界で制作、宣伝、執筆などの仕事の後2011年独立。2013年、和楽器とラテン楽器の世界初のカルテット『木星音楽団』を結成。現在は、木星音楽団、たかこ・やぎりんバンド、エンリケ・やぎりんバンド、さきこ・やぎりんバンドなどのユニットで演奏活動。作詩家名「やぎりん」(JASRAC)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。