出版社内容情報
――どうすれば「親離れ」できるのか!?
日本最大規模の摂食障害回復施設
「なのはなファミリー」10年間の
回復と自立のメソッドが
ついに解き明かされる。
摂食障害に苦しむ人たちのバイブル
『「食べない心」と「吐く心」』、待望の続編!
●日本に摂食障害が増え続ける理由
1 先進国に特有の病気
摂食障害の恐ろしさ/日本では二〇〇〇年から本格的に増え始めた
2 一九八〇年生まれ以降に摂食障害が急増
ほめられたい子、満足しない親/コンプレックスと親離れの難しさ/親の夢を背負わされる子どもたち
3 子どもの幸せを追及する親の心が――
4 モラルが荒廃している学校
5 家庭でもモラルの荒廃が――
家庭イメージのギャップによるすれ違い/飲酒の習慣の変化/離れた心の救いを外に求める/お互いの実家への依存
6 癒しを得られない近隣関係に
7 男性はギャンブル依存に現れやすい
●なぜ摂食障害が発症するのか
1 摂食障害が発症するメカニズム
2 どんなことが「心の傷」となるのか
3 潜伏期の行動と、発症につながる症状
4 発症から症状が深くなるまで
5 子どもは親ではなく自分を責める
6 子どもを追いつめる「不幸せ」な母親
7 子どもを不安にさせる父親
8 子どもを不安にさせる父親
9 なぜ、姉妹の中で発症する子としない子がいるのか
●摂食障害は「生きにくさ」の病気
1 痩せ過ぎ、太り過ぎは、摂食障害の本質ではない
2 摂食障害は依存症の一つ
3 自覚しにくい無益なこだわり
4 自傷行為
5 被害感情
6 睡眠障害
7 自我の欠落
8 集中力の欠如
9 学業・仕事が続かない
10 モラルの低下、欠落
11 感情の喪失
12 引きこもり
13 うつ病、統合失調症へ
14 男性依存、風俗店へ
15 自殺願望
16 女性たちが体験した摂食障害の症状とは
◆体験談1
拒食も、運動も、止められない/入院治療では……/大学もアルバイトも続かない/過食嘔吐、万引き、母への依存
◆体験談2
拒食症に気付かなかった/過食嘔吐から不登校へ/母がいなければ生きていけない/盗みと男性依存/生き地獄から生還して
●摂食障害はどこをどう回復させるのか
1 「理解する」「理解される」それが癒しの第一歩
2 生きる希望を持つには
3 拒食、過食の衝動から解放する
4 ストレスをなくす
5 体力の回復は三か月単位で
6 認知の歪みを解消させる
7 自分の心は、他の人の心を映し鏡にして見る
8 キャッチボールで他者との関係を学ぶ
9 自己否定、被害感情と、自信過剰、過大評価
10 カードゲームで集中力を養う
11 傷に解決を与える
12 挫折体験に解決を得る
13 「依存」「こだわり」を消す
14 小さな成功体験を重ねる
15 実力に見合った目標を持つ
16 「親の心」から離れたところで、心の原点を作る
●なのはなファミリーを卒業して
内容説明
日本最大規模の摂食障害回復施設「なのはなファミリー」10年間の回復と自立のメソッドがついに解き明かされる。摂食障害に苦しむ人たちのバイブル『「食べない心」と「吐く心」』待望の続編!
目次
第1章 日本に摂食障害が増え続ける理由(先進国に特有の病気;一九八〇年生まれ以降に摂食障害が急増 ほか)
第2章 なぜ摂食障害が発症するのか(摂食障害が発症するメカニズム;どんなことが「心の傷」となるのか ほか)
第3章 摂食障害は「生きにくさ」の病気(痩せ過ぎ、太り過ぎは、摂食障害の本質ではない;摂食障害は依存症の一つ ほか)
第4章 摂食障害はどこをどう回復させるのか(「理解する」「理解される」それが癒しの第一歩;生きる希望を持つには ほか)
第5章 なのはなファミリーを卒業して(ひとみ(仮名・二十五歳)
いずみ(仮名・三十三歳) ほか)
著者等紹介
小野瀬健人[オノセタケヒト]
1954年生まれ。ジャーナリストとして取材・執筆活動を続けながら、心身障害児の発達訓練の研究・開発を行う英国の団体と提携しNPO(特定非営利活動法人)ハートピーを創立、理事長を務める。2004年日本最大規模の摂食障害者向け回復施設「なのはなファミリー」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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