内容説明
白血病からふたつの命、無精子症の妊娠、高齢というハードル、長いトンネルの果てに手にした1個の卵、42歳の自然妊娠、二人目不妊の憂鬱、治療を諦めた夫婦に起こったミラクル…。生命の神秘と、忘れかけていた愛に涙する、小さな「気づき」の物語。
目次
白血病からふたつの命
内科医の祈り
トンネルの向こう側
憂鬱なタイミング
素直な心で
42歳の自然妊娠
寄り添いながら
ミラクル
おそろいのスカート
してみるものですね〔ほか〕
著者等紹介
放生勲[ホウジョウイサオ]
こまえクリニック院長。医学博士。1987年、弘前大学医学部卒業。東京都内の病院で内科研修修了後、1989年から1990年までドイツ政府国費留学生としてフライブルク大学病院およびマックス=プランク免疫学研究所へ留学。東京大学大学院医学博士課程修了。東京医科歯科大学難治疾患研究所を経て、1999年、こまえクリニックを開院。内科診療のかたわら、不妊に悩むカップルのカウンセリング、フォローアップをおこない、1200組を超えるカップルが妊娠に至っている。2000年よりホームページ「不妊ルーム」を立ち上げ、現在までに60万件を超えるアクセスがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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まったん
1
内科医である著者が「不妊ルーム」を開設し、不妊に悩むカップルのカウンセリングなどを行っていく中で出会った方々とのエピソードが書かれている。病院によって技術の差があったり機械的に治療を進める医師達がいることで、何年も辛い不妊治療をし高額な治療費で生活も心も圧迫され疲弊している人々がいる現実に悲しくなった。放生先生のように患者に寄り添ってくれる医師が通える距離に居てくれたらな…。DHEAという質の良い卵が育つサプリが気になった。エピソード8『ミラクル』は、10年の不妊治療の辛さと妊娠の感動で目頭が熱くなった。2016/08/10
siena
1
不妊治療をしています。病院にかかり、薬を飲み、こちらから聞かないと説明はほとんどない…年齢のことやまわりからの雑音もあり、ストレスや焦りでいっぱいになってしまいました。あっけらかんとした夫婦のほうが妊娠しやすい。やはり妊娠の大敵はストレスなのですね。体にいいことを取り入れつつ、気持ちはオープンに妊活していきたいです。2015/08/09
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