内容説明
イライラする、人と会うと緊張する、わけもなく不安を感じる、突然襲う呼吸困難、過食が止まらない…それは病気のサイン。一般的認識がまだまだ低い、不安障害の正しい知識。
目次
第1章 不安障害という「こころの病気」(不安のない人はいない―不安障害は現代病;不安を抱える人の特徴的な行動 ほか)
第2章 不安障害の症状と治療法(突然、予期しないパニック状態に陥る障害―パニック障害;人と話す、人前で行動することが不安でたまらない―社会不安障害 ほか)
第3章 自分でできる不安コントロール術(呼吸で不安をコントロール;身体の緊張をほぐすリラクゼーション法 ほか)
第4章 不安障害の理解のために(不安障害に苦しむ人がそばにいたら)
第5章 急増する新型うつ病(うつを訴える2人に1人が「新型うつ病」;非定型うつ病とは? ほか)
著者等紹介
福西勇夫[フクニシイサオ]
医療法人真貴志会南青山アンティーク通りクリニック理事長・院長、ハーバード大学マサチューセッツ総合病院客員教授。1959年生まれ。84年徳島大学医学部卒業、医学博士。米国での臨床および研究経験も豊富で、薬物療法、精神療法、家族指導にも精通している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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melon.。.:*♡
21
再読本。今の私は、うつ病より全般性不安障害のほうが強く出ている気がします。うつ病と同じように、全般性不安障害の患者も完璧主義者が多いようです。自分でも完璧にできなかったらどうしようという恐怖が先にきてしまい、動けなくなることがあります。逆に不安すぎて考えられなくなり、動いてしまうケースもあります。周りの人からは「考えすぎ」とか「神経質」と思われてしまいこじらす人も多いのでなるべく周りの人に理解を得ることが大切かなと思いました。リラックス方法なども記載されてますので、参考にしたいと思います。2022/11/13
棗 Natsume
4
昔から何かにつけ心因性の症状に悩まされ続けてきたので少しでも改善のヒントが得られないものかと淡い期待を抱きつつ読んでみた。大まかに不安障害と言ってもその実は細分化されており扱われている内容は表紙にわかりやすく目次掲載されている。簡易とは言えセルフチェックがあったり、認知行動療法などの記述はとても参考になった。自分自身の行動心理を立ち止まり振り返る過程で冷静に客観視でき、セルフケアにも適してる。予期不安「もし~になったらどうしよう?」からの思考修正「まあどうせなってもたいしたことないだろ」など意識してみる。2014/09/30
のなぺんた
2
自分の状態について客観的に知りたくて読んでみた。この分野の本は何冊か読んできたが、この本はまあまあわかりやすかった。治療はどうすればいいのか?という疑問には、医師の指示に従うようにということに留まるが……まあ、そうだよね(^-^;2011/08/06
ゆりあ
2
不安障害についてきちんと知りたいと思って読んだ本。 すごくためになったし、楽になった。今、同じように悩んでいる人がいたら読んで欲しい一冊です。2010/07/21
海野藻屑
1
周囲の人たちの理解が得られないと精神疾患は治療のしようがない。周囲の理解。それが治療への第一歩だと思う。2017/06/17