内容説明
89歳で現役!激動の時代を芸一筋に生きた吉原芸者・みな子姐さんの泣き笑い一代記。誰も知らない吉原がここにある。
目次
1章 花の吉原仲ノ町(竹馬やいろはにほへとちりちりに;三味線をはなせば眠しほととぎす;春を待つことのはじめや酉の市 ほか)
2章 張りと意気地の吉原(大門や夜桜深く灯ともれり;白襟の白さに宿る張りと意地;闇の夜は吉原ばかり月夜かな ほか)
3章 吉原は夢のまた夢(ぺんぺんは草ばかりなり仲之町;吉原の見返り柳痩せにけり;吉原やああ吉原や吉原や)
著者等紹介
みな子[ミナコ]
本名、長尾みつ。大正8年11月20日、北海道当別町に生まれる。11歳で吉原の芸者屋に奉公に出て、12歳で初座敷、16歳で一本の芸者になる。芸事から生き方まで、吉原の伝統を守り続ける、文字通り「最後の吉原芸者」。お座敷があればかけつける現役芸者であり、芸の師匠としての顔も持つ。新聞、雑誌、テレビの取材など、89歳の現在も活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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