内容説明
漬けたときのことや、今、この時間。そして、やってくる未来…。ビンの中の移り変わりと重なる、自分の思い出。味も、見た目もさまざまな果実酒たち。旬を大切に、漬け込んだ、季節をめぐる小さなストーリー。
目次
あんず酒
シークァーサー酒
すだち酒
きんかん酒
パパイヤ酒
白いちご酒
レモンバーム酒
青じそ酒
山桃のレアチーズケーキ
ローズマリー酒〔ほか〕
著者等紹介
石村由起子[イシムラユキコ]
約24年前、奈良に雑貨&カフェ「くるみの木」をオープン。2004年からは「秋篠の森」と名付けた森で、ホテル「ノワ・ラスール」、食の円居「なず菜」、ざっか「月草」を営む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
19
果実酒に憧れを持っていて借りたら、ずっと訪れてみたいと思っている奈良カフェ「くるみの木」店主が書いたエッセイで嬉しかったです。森で出会った美しいものを瓶におさめてお酒にするという感性。秋篠の森での結婚式で果実酒のプレゼント、ふたりの年月とともに瓶の中の世界も深まる。素敵♡色素がなくなった青じその透きとおった葉っぱはとても幻想的でした。2017/04/18
tera。
16
様々な種類の果実酒と漬け方、それらを使った料理のレシピを紹介。自分が飲むことは殆どないのに、毎年何かしら漬ける私。今年の参考になればと手に取った。容器の消毒と保存場所に気をつければ、あとは時間がゆっくりと素材の持ち味を引き出してくれる果実酒。今まで色々漬けて来たと思っていたけど、まだまだこんなに知らない果実酒があったのかとビックリ。もうじき梅が出回る季節。今年は梅の他に青紫蘇にチャレンジしたい。2015/04/09
はるき
15
保存食で、しかも何年も熟成する果実酒。本で読むだけなのに、何だか圧倒されました。2021/06/17
雪狼
10
図書館本。蜂蜜のビンが空いたので何か果樹酒でも漬けてみたいなと、思っていた所で目に付いたので借りて来ました。梅は漬けた事はありましたが、まあ色々な物のが漬けられるのですね。写真も綺麗でその時々の話が載っているので読んでいて楽しかったです。さて、何を漬けましょうかね?(笑)2015/11/29
松子
7
果実酒といえば、梅酒、かりん酒、カボス酒、スダチ酒など自己流で作っていましたが、こんなに色々なものでできるんだぁ・・・って驚き。 そして、小さな瓶に分けて作れば、ちょっとしたギフトにもなって、喜んでもらえるかも・・と思うと、何か漬け込みたくなってきた。 今なら金柑酒かな。2017/02/23