出版社内容情報
週刊女性で4年半にわたって連載されていた美輪明宏の人生相談。『強く生きるために』に続く待望の決定版!
内容説明
目からウロコが落ち、心から苦しみが消える!厳しい世の中を生き抜くための『人生の教科書』。厳しくも温かい愛の言葉と具体的なハウツー満載。
目次
1 コンプレックスをバネにする
2 甘え・弱さは見えない敵
3 この世の“魔”と戦うために
4 恋愛は“夢”、結婚は厳しい“現実”
5 家族―親の愛とは
6 文化・美意識の大切さを今こそ見直す
7 見えないものを、見る
著者等紹介
美輪明宏[ミワアキヒロ]
長崎市生まれ。国立音大付属高校中退。17歳でプロ歌手としてデビュー。’57年『メケメケ』、’66年『ヨイトマケの唄』が大ヒット。’67年、劇団天井桟敷旗揚げ公演に参加、『青森県のせむし男』に主演。以後、演劇・リサイタル・テレビ・ラジオ・講演活動などで幅広く活躍中。’97年『双頭の鷲』のエリザベート王妃役に対し、読売演劇賞優秀賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
50
相談者の心の迷いをバッサリと時に厳しく時に優しく時に癒しを与えつつ苦しみを取り除き楽にする。まさに美輪さんは名医。言葉の中に人の世の苦を知りつくし抜苦与楽を与えるノウハウを悟った人間の優しさがにじみ出ている。言葉のオブラートに隠された心の濁りも見事に明らかに見抜いたうえで濁りをバッサリ指摘して、斬るときの斬りっぷりがまた最高に爽快。いくつか名言があり、心に残った言葉がある。2014/12/30
もここ
12
この本に出会ったのは人生初の挫折を味わった27歳の頃。当時、本当に地獄を味わう気分から救ってもらいました。時は経て今、また人生何回目かの大きな悩みの中、再び手に取りました。20代、30代とは違った発見がありました。今まで自分の我欲が強すぎるが故に問題が起き悩みへと至ってきたことに、ようやく気付いたように思います。長い時間の悪習慣、すぐには変われないですが、人生の課題はほんの少しでも成長していくこと、と捉えて向上していきたいです。2019/02/10
さっちも
12
10歳で長崎の原爆にあい、三島由紀夫と何年も恋仲、芸能界の一線で活躍し続けるという、とんでもない人の人生相談が面白くない訳がありません。見た目同様にアクロバチックな論説は、そりゃーあります。だけど、原理原則や物事の捉え方は勉強になります。質問者のどうでも良い低レベルな話をぶったぎるのを喝采する自分と、近いことしてるなと反省させられる自分があります。2017/06/03
キャラメルベイベー@道北民
11
人との付き合いは腹6分で、というのが印象に残りました。もっと他の本も読んで理解したいなぁと。2016/03/27
ぽっぴー
8
深い。理性と知性で戦うって言葉が印象に1番残りました。自分自身が割と感情が出てしまうところがあるので気をつけたいところです。また本や映画、音楽と文化に触れ感情豊かになりたいと思いました。人として成長できたらいいな〜と。面白かったです。2016/11/12