「食べない心」と「吐く心」―摂食障害から立ち直る女性たち

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「食べない心」と「吐く心」―摂食障害から立ち直る女性たち

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784391128635
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0095

出版社内容情報

拒食・過食などの摂食障害から立ち直った女性のドキュメントを軸に、同病に苦しむ人々へ治癒方法を提案する。

内容説明

「お母さん、私、生きていってもいいですか?」いつも心の中でそう問いかけている摂食障害の女性たち。そして彼女たちは悲しいまでに切望する。「あぁ、私に何か甘い物を下さい。何か、甘い物を」いままで誰にも理解されなかった拒食、過食、過食嘔吐の痛々しい病理を、いまここに解き明かす。

目次

第1章 誤解され続けてきた摂食障害
第2章 ドキュメント・過食症からの回復 武田祐子さん―「いつも一番でいないといけない」せっぱつまった思いが“拒食”から“過食”を招いた
第3章 ドキュメント・過食嘔吐からの回復 白坂幸野さん―ごめんね、お母さん。一番愛してくれる人を、一番悲しませてしまった
第4章 摂食障害を治すには―心を癒す4つの方法
第5章 ドキュメント・拒食症からの回復 岡野朱里子さん―体重23キロから奇跡の生還
第6章 「摂食障害」から見えてくるもの

著者等紹介

小野瀬健人[オノセタケヒト]
1954年、茨城県生まれ。法政大学文学部卒。82年から現在までジャーナリストとして月刊誌、週刊誌などで取材、執筆活動を続ける。著作活動のほか、脳の仕組みと身体の機能との関連を解明しながら心身障害児リハビリ訓練の研究・開発を行う英国・ブレインウェイブ・センターと提携する特定非営利活動法人(NPO)ハートピーの理事長を務める。現在、摂食障害からの回復プログラムの開発と、摂食障害の女性の回復支援をする団体の設立・運営の準備を進めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ローズマリー

5
摂食障害の理由をすべて「母親のせい」にする悪書だと思う。誰かのせいにすることによって、楽になったり、病気が改善する例も確かにあると思う。けれどもそれでは問題の本質的な改善になっていず、不必要に母親を苦しめることになると思う。本書を読んで自殺したくなった母親は多いのではないだろうか。愛情を持って子育てしてきた親たちが子供に何度も何度も土下座して謝罪する摂食障害治療もあるそうだが、狂気のカルトだと思う。2012/04/01

ヘンリー

2
当事者への取材だけで書いたのか。専門家にも取材かけるか、摂食障害についての基本的な文献に目を通すかぐらいしてほしかった。そうすりゃ「まったく新しい考え方」などとは言えなかったはず。2009/11/23

りお@積読本増加中

1
読みやすかった。続編の方も買ってあるので読みたいと思う。2017/09/06

Ai Nakada

1
自分がどうしても治したいと思いレビューも高かったためAmazonで購入。食べること、食べ方などは気にしなくてもいい。本人が一番苦しんでいる。心の傷を癒すことで普通の食事に戻ることができる。さなぎで羽をたたんでいた蝶々がさなぎを割って羽をのびのびと広げるようにこころをはばたかせた。という言葉が心に響いた。2017/08/19

さおり

0
興味深く読んだが、当事者の話だけなのが詰めが甘いかな。 2011/09/18

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