出版社内容情報
アンバランスな心はふにゃふにゃ。風俗という特殊な世界の「謎」な人々を涙と笑いで描く、菜摘節の光る一冊!
内容説明
初めてのお客さん、サラリーマン、病人、学生、酔っ払い…フーゾクという特殊な世界の不思議な人々。
目次
うれしはずかしイメクラ嬢
おじさんの本番信仰
出るときは出ると言ってね
ようこそ変態ちゃん
チェンジの腹立たしさわかりますか?
濁流の中で自分を見失わない方法
入れたくなっちゃうこととかってないの?
客を信用するな!
怒りの感情
射精工場の作業員〔ほか〕
著者等紹介
菜摘ひかる[ナツミヒカル]
会社員を経て風俗へ足を踏み入れ、ヘルス、性感、ソープなど様々な風俗業種を渡り歩く。現在は執筆活動に専念
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
skellig@topsy-turvy
9
著者がイメクラで働いていた時代の日記エッセイ。ズバズバ口調で男性の勘違いや風俗嬢の在り方について語っていて面白い。あくまで軽快に話を進めつつ、女性がお金で身体を売り、男性が「買う」ということの本質も踏まえてバランスよく書かれている。考え方に共感するところがあるからというのもあるが、もう少しこの人の書いたものを読みたかったな・・・。2013/07/30
還暦院erk
6
図書館本。こういうことがお金で買えてしまうというのが、やはりどうしても釈然としない、と実感した。そして、漫画はともかく、ラフなようでいて的確な文章に驚いた。世紀末を生きて21世紀早々に去った作家さん…痛ましい。合掌。2015/07/04
Ayumi Kiri
1
久々に再読。菜摘ひかるのエッセイは好きで沢山読んだけど、この本を読むと私も毎日頑張って日記書こうって思う。2016/08/08
Humbaba
1
いくらそれが仕事だからといって、常に同じテンションで仕事に臨めるわけではない。相手がいる仕事であれば、その相手次第で全力で相手しようと思うこともあれば、できれば避けたいと感じることもある。相手も本気になってくれればやる気も出るが、そうでなければ上手く回らないこともある。2015/10/26
ののの
1
売る前に再読。きっと書けない嫌なこと、たくさんたくさんあったはずなのに、そんなこと微塵も思わせないプロ根性。あとがきさえ読まなければ、仕事に対するモチベーションアップに使える良書。2013/12/21