内容説明
もはやリストラは他人事ではない。自分の父親がリストラにあったとき、子供たちは何を感じ、どう思うのか。子供たちの父親への想いが飾りのない言葉でつづられている。
目次
私はパパがリストラされたこととっくに知っていました―鈴木真奈美さん(17歳)
僕は親父の世代にはいなかった強いバンカーになります。これは親父の後を継ぐという意味です―君塚浩平くん(17歳)
会社を辞めさせられたのはお父さんのせいじゃないと思います。だって、お父さんは一生懸命、頑張っていたから―佐藤真弓さん(13歳)
パパはスーパーマンなのですか?―岩淵千晶ちゃん(9歳)
お父さんの仕事する姿を今でも覚えています。あの姿をまた見たいです―神崎毅くん(16歳)
弟と妹が書いた親父の会社宛ての手紙を読んで俺は泣いてしまいました―栗原直紀さん(19歳)
親父、やっぱり会社員なんてつまらないよ。だから、俺はフリーターを選ぶ!―富山正和さん(22歳)
パパ、もう楽になってもいいんじゃない?リストラくらいのことでヘコみ続けるのはダサいです―野口あかねさん(19歳)
親父の考えは甘いよ。でも、その基盤があって俺たちは成り立っている―池田淳一郎さん(27歳)
「あなたの尊敬する人は誰ですか?」と聞かれたら迷わず「お父」と答えます―富山健太さん(26歳)
8年ぶりのキャッチボール。父さんの球はまだまだ現役だったよ―森康祐さん(20歳)
お父さん。私はお父さんに何をしてあげられるのでしょうか―高杉まどかさん(17歳)
著者等紹介
池野佐知子[イケノサチコ]
1962年生まれ。新聞社、編集プロダクションを経て1989年よりフリー
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