内容説明
平成十一年に省エネルギー基準が改正されて「次世代省エネルギー基準」ができ、この基準に合った住宅がつくられ始めました。新しい基準に合った住宅は、ダニもカビも少なくできます。本書では、新タイプの住宅を紹介し、旧タイプの住宅内での防除法を主に述べました。
目次
カビ(これだけは知っていたいカビの基礎知識;住まいに発生するカビとその対処法;カビの健康への影響とアレルギー被害;家庭でできるカビ退治法・予防法;一戸建て住宅やマンション入手の注意点)
ダニ(新タイプの家・旧タイプの家のダニと基礎知識;現在も見られるダニ被害とアレルギー被害;ダニの少ない家にするための日常生活注意点;ダニを少なくできる住宅構造や建材・資材・機器;一戸建て住宅やマンション入手の注意点)
著者等紹介
市川幸充[イチカワユキミツ]
東京都大田区生まれ。現在、株式会社総合防菌研究所、株式会社エス・ビー・ケーの両社の代表取締役。日本防菌防黴学会会員、室内環境学会会員。住宅と食品製造施設のカビ、バクテリアの研究と防止対策を行っている。著書に「食品工場の真菌対策」があり、雑誌やテレビでも数多く活躍している
吉川翠[ヨシカワミドリ]
オハイオ州立大学大学院昆虫学部卒業。農学博士。現在、東京都立衛生研究所医動物研究室主任研究員
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
66
これまで住まいのカビやダニに特に悩まされることもなく平和に生きてきた。しかし、娘がどうもアトピーらしいということで、カビ・ダニは積極的に排除すべき敵になった。本書はカビやダニの基本的な生態、家の構造の変化によるカビ・ダニの種類の変化、カビ・ダニ退治の主な方法と頻度、カビ・ダニに困らない住宅の選び方等について詳細に説明。カビはとにかくアルコール。ダニは布団/シーツの丸洗い、布団乾燥機、布団圧縮袋+乾燥剤、天日干しと掃除機がけ、電気毛布による加熱、高密度繊維のダニよけシーツなどが有効との事。「駆逐してやる!」2016/07/16