内容説明
阪田三吉王将といえば、劇や映画などでもよく知られ、明治から昭和初期にかけて活躍した大棋士です。その阪田が実戦で指したことで有名になり、通称となったのが“阪田流向かい飛車”。アマはともかく、プロ間では今ではあまり指されなくなった“旧阪田流”を、独自の構想で練り直して、現代によみがえらせたのが“角命戦法”です。「即角交換型」、「角不交換型」に分類し、それぞれ『基本展開』と『実戦取材』で詳しく解説しています。筆者自身がアマ棋戦で指すだけで、まだ世に知られていない本戦法は、はたして将棋界に革命『角命』をもたらすのでしょうか。
目次
プロローグ 角命戦法の成り立ち
第1章 角命戦法「即角交換型」(急戦編;持久戦編)
第2章 角命戦法「角不交換型」(矢倉編;中住居編;ワンクッション角換わり編)