内容説明
8月15日、敗戦―。その日を境に皇・華族たちに何が起こったか。解体と訣別…。明暗こもごも、それぞれが歩んだ人生。元華族の“姫君”として自ら苛酷な運命と、戦後50年を生きぬいた著者が赤裸々に綴る歴史的な証言。
目次
序章 終戦前後
1章 華族解体
2章 敗戦以前の華族
3章 阿修羅の時代
4章 戦後を生きた元華族たち
5章 皇室の移り変わり
6章 マイ・ウェイ
7章 昭和の終熄
終章 平成の幕あけ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サバ缶
2
「あなた、勿論これくらいのことは、ご存じですわよね」的な上から目線だったりナチュラルに「知ってて同然」で説明が端折られていている点があるかと思えば、わりとどうでもいいところが細かく解説されていたり。全面的に著者の気位の高さ、プライドの高さがうかがえる一冊だったが、編集者、仕事しろよと思わずにはいられなかったです……。題材は興味深いんですが。2017/01/29
つっぷー★
1
とある元華族が何を考え、同じ華族をどう見ていたか、昔話を聞くような感覚で読めた。 読後感は悪くなかった。 これも家族の血を引く者の気品や教養のなせる技…?2021/02/02
ナナシ
0
大変面白かった。作者が一昔前ならばお姫様と言われる立場と思えない程に矍鑠とした人物であるのに、戦後開いたナイトクラブでお金の話をするのが辛かったなどギャップがある。やはり育ちのよろしい方なのだと。歴史に造詣が深くなくとも出てくる名前がビッグネームばかりで白目を剥いた。 戦後のスキャンダルだらけで、今現在の眞子さまの騒動などはやはりよくある事なのでは?人間なのだから、己の行く道を自分で決めたいのは当然のこと。2021/10/19
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- 和書
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