内容説明
くもりのない目がとらえた、先進大国“ソ連”の意外な素顔!19歳の日本人少女が描いたソ連とロシア人。
目次
Part.1 プリヴェート(こんにちは) モスクワ
Part.2 夏のピオネールキャンプ
Part.38年生のヤポンカ・マユリチカ
Part.4 軍事教練も受けた9年生
Part.5 第56番学校“日本人卒業生”
Epilog ダスビダーニヤ(さようなら)モスクワ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
23
1982年(?)から3年余、父親の転勤に伴ってモスクワに住み、現地の中等学校(高校相当)に通った女性の体験記録。ソ連人の生徒たちが通う学校で学び、転校初日から親切な生徒たちに世話になり、教師も配慮しつつ特別扱いせず、とても有意義な青春時代を送った模様。長期休みにはピオネールキャンプに参加する。最終年度には軍事教練まで受けている。80年代だからか、比較的社会的地位の高い人が住む地区だったからか、まだ年齢的に純だったのか、日本や日本人の持つものなどに好奇心や興味はあってもガツガツとした感じがない。2021/09/11