内容説明
TOTO、INAX、日本ガイシ、日本特殊陶業、ノリタケの原点に立ち、福沢諭吉の思想の実践者として日米貿易を先駆的に開拓。福祉・教育への助成財団設立の草分けをなした、不世出の経営者の哲学と理念。
目次
丁稚小僧のときの身の毛もよだつ体験
災難や事業の失敗にどう対処してきたか
森村組が利益を挙げた最初の新年
長男と弟を同時に失なっての感想
過去五十年間どのように世に処してきたか
天皇陛下に工場の視察を受けたときの感激
わが師匠たる雲照律師の徳操と実行力
老後の事業に大道演説を始めたり
妻に死なれてすっかり力を落とした自分
私がキリスト教徒になったわけ〔ほか〕