内容説明
日常の体験を通して「歎異抄」を読む。真の信仰の自由に生きた親鸞の「命のことば」は、科学文明万能の現代世相にあって、私たちに“いかに生くべきか”を共感をもって伝える。本書は宗門の枠を越えて、個の生き方を探究した共同研究による歎異抄入門。
目次
第1章 親鸞と歎異抄
第2章 おもひたつこころのこるとき
第3章 愚身が信心
第4章 善人なおもて往生をとぐ
第5章 すえをとりたる大慈悲心
第6章 ただ自力を捨てて
第7章 弟子ひとりももたず
第8章 無礙の一道
第9章 非行非善
第10章 念仏まうしさふらへども
第11章 無義をもて義とす