内容説明
日本の戦後は大正中期から昭和初期にかけて準備されていた。旅行とて例外ではなく、スピード時代の到来とともに、平成のいまに通じる大衆によるツーリズムの幕が開く。では日本人は、世界の姿をどう見出したのであったか。
目次
荒木東一郎『三十三日世界一周』
大阪毎日新聞社編『欧州観光記』
上海東亜同文書院第二十八期生編『千山万里』
上海東亜同文書院第二十九期生編『北斗之光』
志賀志那人編/三浦義勇著『南米移民の手記』
坂本巳之松『南米見物道中記』
林芙美子『三等旅行記』
清沢洌『アメリカを裸体にす』
坂井米夫『ヴアガボンド通信』
山田吉彦『モロツコ紀行』〔ほか〕
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