内なるシベリヤ抑留体験―石原吉郎・鹿野武一・菅季治の戦後史

内なるシベリヤ抑留体験―石原吉郎・鹿野武一・菅季治の戦後史

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784390603744
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

もうひとつの戦後精神史―抑留体験と対峙した魂の記録。「最もよき私自身は帰って来なかった」と詩人・石原吉郎は記した。石原が畏敬した戦友鹿野武一、鹿野と深い交流を持った菅季治の戦中・戦後の精神史。

目次

1 虚の顔
2 菅季治
3 蛙昇天
4 緑の板
5 鹿野武一
6 石原吉郎
7 開拓団
8 満州国崩壊
9 スターリン指令
10 菅通訳
11 食缶組
12 ストルイピンカ
13 人間の位置
14 失語
15 絶食
16 ダモイ
17 鹿野武一急死
18 ロシナンテ
19 風にもだえる木
20 H氏賞
21 望郷と海
22 告発せず
23 割腹
24 神の沈黙
25 海を流れる河

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ToshihiroMM

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石原吉郎「望郷と海」を読み衝撃を受けた著者が丹念な調査を経て出版した一冊。人間という存在の如何ともしがたい本質を鋭い言葉で剔抉した「望郷と海」が、いかなる時代にいかなる背景から生み出されたか。同書における最重要人物といっても過言ではない鹿野武一と石原吉郎が強制収容所以前にどんな人生を送っていたか。それを知る事は、今尚力を失っていない「望郷と海」を理解する大きな手がかりとなるだろう。2019/08/28

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